対戦スポーツゲーム『フライングパワーディスク 2』ゲームプレイ映像公開。新旧キャラクターらが、新システムを活かした試合を展開

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フランスに拠点を置くパブリッシャー・デベロッパーのDotEmuは3月14日、『Windjammers 2(フライングパワーディスク 2)』のゲームプレイ映像を初公開した。本作は、データイーストがアーケード/NEOGEO向けに1994年にリリースした対戦スポーツゲーム『フライングパワーディスク』の正式な続編で、PC/Nintendo Switch向けに開発中。DotEmuは、前作をNintendo Switch/PS4/Vita向けに移植した実績を持つ。

今回公開された映像はアルファ版のゲームプレイということで、まだ最終的なものでない部分も多々あると思われるが、興味深い要素が確認できる。コンパクトなコート内でフライングディスクを投げ合い、相手の背後にあるゴールに投げ込むことを目指すという基本的なシステムは前作と変わらないが、まず目を引くのはグラフィックスタイルだろう。前作はドット絵だったが、本作では現代的な手書きイラスト風となった。また昨年の発表時には、画面のワイド化に合わせてコートも横長に拡張されたスクリーンショットが公開されていたが、今回は前作と同じと思われるサイズとなっている。ゲーム性に関わるため修正されたのか、あるいはコートの種類による違いなのかは不明だ。

そして、プレイアブルキャラクターとしては4人が確認できる。その内の2人は、前作から引き続き出場する日本出身のHiromi Mitaと、ドイツ出身のKlauss Wessel。大きく蛇行したり、直角に曲がる両者の必殺シュートも健在だ。ほかの2人は新規キャラクターとなっており、名前はMax(巨漢の男性)とGrace(紅白髪の女性)とのこと。このふたりの必殺シュートについては映像では確認できず、まだ秘密のようだ。

ゲームプレイシステム面では、投げるフライングディスクにカーブをかけたり、回転するように進む全キャラ共通のシュート、高速ロブなど、前作を踏襲しているものが多い一方、新システムも垣間見える。もっとも印象的なのは、レシーブして上方へ跳ね上げたフライングディスクをジャンプして掴み、そのまま投げ込む技だ。レシーブからは必殺シュートに繋げたり、あえて必殺シュートにならないようタイミングをずらすなどの戦略が前作にはあったが、ここにもうひとつの選択肢が加わる形となる。

また、フライングディスクをキャッチやレシーブするのではなく、チョップするようにして弾き返すアクションも確認できる。弾き返されたフライングディスクは、相手コートの手前にポトンと落ちたり、ゴールまで直進していく場合もあるため、任意のコースを狙えるのだろう。キャッチしてからよりも素早く投げ返すことができるため、相手の意表を突くことができそうだが、何らかのデメリットもあるかもしれない。弾き返す勢いか何かに関係するのか、溜めるようにチョップの構えで待ち構える様子も確認でき、システムの詳細の公開が待たれる。

『Windjammers 2(フライングパワーディスク 2)』は、2019年内に発売予定。架け橋ゲームズが本作のサポートをするとしているため、日本での発売も計画されているようだ。

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