ぶった斬りメトロイドヴァニア『ScourgeBringer』発表。流れるようなアクションで敵を次々に葬り去る


パブリッシャーのDear Villagersは3月5日、フランスのインディースタジオFlying Oak Gamesが開発するメトロイドヴァニア・アクションゲーム『ScourgeBringer』をPC(Steam)向けに発表した。発売時期は「Coming soon」とだけ案内されている。

『ScourgeBringer』の主人公はKyhraという名の女性だ。彼女の暮らす世界はいま、Eldritchモノリスと呼ばれる存在によってもたらされる災難(Scourge)によって破滅の脅威にさらされている。すでに多くの命が失われているが、Eldritchモノリスはどこからやってきて、なぜこのような試練を人類にもたらしているのかは謎に包まれている。そしてKyhraは、その謎を解くべく未知の世界へと送り込まれることに。しかし、その深淵から帰還した者はまだ誰もいないという。

本作の世界は、小さな部屋が縦横に組み合わさって構成されており、機械だらけの部屋もあれば、岩や氷などさまざまな環境が確認できる。部屋には古代の機械生物が敵として配置されており、プレイヤーはバトルをこなしながら探索を進めていく。今回公開された映像で目を引くのは、剣を武器に持つ主人公Kyhraのスピード感ある流れるようなアクションだろう。壁走りなどを駆使してステージを縦横無尽に駆け回り、空中で敵を斬ってからさらに空中ダッシュするように別の敵に斬りかかったり、高所から下方へ一気に降下して斬りつけると同時に衝撃波のようなものを発生させたりと、アクロバテイックに敵を葬っていく。

剣以外にも、弾を撃っている場面が一瞬だけ確認できる。映像にはUIが映っていないためはっきりしないが、スクリーンショットではゲーム画面左側にゲージを溜める要素やアイコンがあるため、何かスキルを使用できるのかもしれない。倒した敵がドロップする赤い雫のようなアイテムは画面右側でカウントされている。お金として消費できるのだろうか。なお、本作のバトルシステムは攻撃のみにフォーカスしているとのこと。防御手段は用意されておらず、敵の攻撃は立ち回りにてかわしていくゲームプレイとなることが予想される。

探索を進める中では通常とは別のルートを発見できることもあり、その先にはかつてこの世界を冒険した者たちの痕跡が存在するという。そして全12体いるボスをすべて倒し、世界に災難をもたらすEldritchモノリスの謎を解き明かすのだ。ただ、この世界に現れた機械生物たちはKyhraの封印された過去を守っているとされており、彼女にもまた何か秘められたものがあるようだ。

本作では、荒削りだがミステリアスだった初期のメトロイドヴァニア作品の体験に、流れるような操作性や宙を舞うバトル、パンチのある楽曲を組み合わせることを目指して制作しているという。なお、音楽には『Downwell』や『Nuclear Throne』『Broforce』など数多くの人気インディーゲームに携わってきたJoonas Turner氏が参加している。

開発においては、コミュニティからの意見を取り入れて進めていく計画となっており、開発元Flying Oak Gamesは、公式サイトでのニュースレター登録公式Discordサーバーへの参加を求めている。将来的にこの参加者を対象にアルファテストを実施する予定で、本作の発売時にゲーム内で何らかの報酬を受け取れるとのこと。興味のある方は登録してみてはいかがだろうか。