『ジャストコーズ4』には壺男こと『Getting Over It with Bennett Foddy』のイースターエッグが存在する。リコ・ロドリゲスが山登りに挑戦

 

オープンワールド・アクションシリーズ『ジャストコーズ』は、一風変わったイースターエッグを有することで知られている。最新作『ジャストコーズ4』も例外ではなく、通称壺男として有名な高難度&イライラ山登りゲーム『Getting Over It with Bennett Foddy』のイースターエッグ/ミニゲームが存在することが明らかとなっている。

https://www.youtube.com/watch?v=66-8aS-jqQg

『ジャストコーズ4』はPlayStation 4/Xbox One/PC向けのオープンワールド・アクションゲーム。シリーズお馴染みの主人公リコ・ロドリゲスが、熱帯雨林・砂漠・雪山などさまざまなロケーションが広がる南米の架空の大国ソリスにて、アクション満載の冒険に出発する。グラップリングフックによるダイナミックな移動アクション、多彩な武器・ガジェットを使ったクリエイティブな破壊活動、激しい気象変動、APEX Engineによる進化した環境破壊表現など、ドタバタ劇を思う存分堪能できる一作だ。

海外向けには12月4日、国内向けには12月6日に発売予定であるが、デジタルデラックス版およびゴールド版の購入者は予約特典のアーリーアクセス権として24時間早くゲームをプレイできる。また動画配信者など一部の人間には、事前プレイ用のコピーが配布されており、すでに複数のゲームプレイ映像が出回っている。公開されている『ジャストコーズ4』動画の中にあるのが、先述した『Getting Over It with Bennett Foddy』のイースターエッグであり、MathChief氏(上記動画)やDANNYonPC氏が動画を公開している。

『Getting Over It with Bennett Foddy』

丁度一年前の2017年12月に発売された『Getting Over It with Bennett Foddy』は、壺男/釜男として話題になったインディーゲーム。下半身が釜にはまった男がハンマーひとつで山をひたすら登るというシンプルなつくりながら、1回の失敗でスタート地点まで転がり落ちかねない理不尽とも言える難易度により、多くのプレイヤーを涙と笑いの渦に巻き込んだ。プレイ中には開発者Bennett Foddy氏のナレーションとして、ゲーム開発の逸話や著名人の名言の引用が流れ、プレイヤーをなごませ、ときにイライラさせてくれる。

上の『ジャストコーズ4』の映像では、主人公リコ・ロドリゲスが山頂近くに放置された大釜とつるはしを見つけては釜の中に身体を突っ込み、つるはしを使って山を登り始める様子が映っている。釜に入ると横スクロール視点にカメラが切り替わるというこだわりようで、Bennett Foddy氏のナレーションまで付いている。

「このイースターエッグは、2002年に配信された『Sexy Hiking』というフリーゲームのオマージュ作品のオマージュです」「私はある特定の人々を苦しめるために、このイースターエッグをつくりました」「あなたはおそらく、このイースターエッグをオンライン上で見ているのでしょう。ほかの誰かが見つけて録画したものを。親鳥がかみ砕いた餌を口移しでもらう雛鳥のようにね。大丈夫ですよ、それもまたカルチャーというものなのですから」といったFoddy節は健在だ。

自由度・創作性の高いアクション、ダイナミックな環境破壊と自然表現、ユーモラスなイースターエッグが詰まった『ジャストコーズ4』は12月6日、PlayStation 4/Xbox One/PC向けに国内リリースされる。