サメに追われながら戦う水中バトルロイヤル『Last Tide』Steam早期アクセス販売開始。日本語対応有り

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インディーデベロッパーDigital Confectionersは8月28日、水中バトルロイヤルゲーム『Last Tide(旧名:King Tide)』のSteam早期アクセス販売を開始した。販売価格は1520円で、日本語インターフェイスに対応している。開発元のDigital Confectionersは、サメ対ダイバーの水中マルチプレイ対戦『Depth』を開発し、長期運営を続けてきた実績のあるスタジオ。彼らのサメ愛は冷めることなく、本作では他のバトルロイヤルゲームにおける電磁パルス/禁止区域の代わりとして、サメたちがプレイヤーを襲ってくる。なお早期アクセス開始時点ではスクワッドモードのみ対応。サーバーは北米、欧州、東アジアが用意されている。東アジアサーバーでマッチングしない場合は北欧サーバーを試してみよう。

本作は100人近くのダイバーたちが、血に飢えたサメから逃れつつ最後の生き残りになるまで戦う一人称視点の水中バトルロイヤルゲームである。プレイヤーは輸送船に乗って戦場となる海中アリーナに向かい、任意の場所でダイビングする……のではなく、船内に積まれた大量のダイブポッドのひとつに格納され、文字通りの人間魚雷としてサメだらけの海域にぶち込まれる。うまくダイブポッドを操縦して目当ての場所まで突撃するのだ。何かしらの障害物に当たるか燃料が切れるかするとダイブポッドが破壊され、その後は中に入っていた生身の人間を操作する。なんとも豪快なスタートだ。

そこからダイビング用のウェットスーツで広大な海の世界を遊泳。海中施設、沈没船、地下バンカー、採掘基地、地下神殿、水没都市など美しいロケーションの数々を探索して装備品を整えていく。交戦用の水中銃はもちろんのこと、潜水能力を高めるためのダイバーギア集めも欠かせない。ヘルメット、ベスト、バッグ、フリッパー。ほかにも武器の弾薬やアタッチメント、回復アイテム、グレネード類などが各ロケーションに点在しており、それぞれレアリティ毎に色分けされている。そして時間経過と共に距離を詰めてくるサメの脅威や水上から撃ち込まれる爆雷から逃れるべく、両足のフィンをバタつかせて安全地帯に向かう。支援航空機から投下される物資に目を光らせつつ、必死に泳ぎ、フレアガンで敵の位置を探知し、上下左右に動き回る相手を排除せよ。

爆雷は円形ではなく戦闘機の通過ライン状に放たれる

本作の最大の特徴は、360度、上下左右および前後方向に移動可能な水中移動。本作で生き延びる上では潜水操作に慣れる必要が出てくるだろう。自由自在に動き回り、水平・垂直に地形をフル活用して先手を取るのだ。なお海域はサメを遠ざけるシャークシールドなるものに覆われているが、時間経過と共に効果が薄れて安全海域が収縮する。その外に出るとサメに襲われるため要注意。猛スピードで接近するサメに噛まれるとダメージを受ける。またサメの餌が詰まった餌拡散手榴弾を食らうと、安全地帯であっても匂いに釣られたサメに追われるようになる。噛まれてダメージを食らうだけでなく、身動けが取れないまま遠くまで連れて行かれたりとデメリットが多い。

安全地帯となる円形シャークシールドを放つ機械S.T.E.V.E。これを追っていけば円の中央がどこになるかわかる

360度自由自在に動き回れるだけあって索敵しづらい場面もあるが、そんなときはフレアガンを発射してダイバーとサメの位置をハイライトすることができる。操作キャラクターの移動速度が遅いため窮地に陥った際はインク手榴弾をスモークの要領で使い、墨に紛れて逃げ出そう。プレイしてみた印象としては、敵も味方もそこまですばしっこく動き回れないので、ある程度プレイヤーたちがゲームに慣れてきたあとは、エイム力というよりはポジション取りやガジェットの有効活用といったタクティカルな攻め方が重要になってくるのではないだろうか。水中移動に慣れる必要はあるが、エイム上級者でなくても戦えるバトルロイヤルかと思われる。

一味違ったバトルロイヤルゲームを求めている方はぜひお試しを

『Last Tide』の早期アクセス期間は約1年を予定しており、正式リリースまでにダイバーギアや昼夜サイクル、新しいゲームプレイ機能の追加、シーズンイベント・スキン・ソーシャル機能といったゲームプレイ外のシステムの実装が計画されている。プランの中にはPvEミッションも。将来的にはコントローラーサポートやキャラクタークリエイション機能なども追加されていくとのことだ。

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