打越鋼太郎氏による推理アドベンチャー『AI:ソムニウム ファイル』発表。PlayStation 4/Nintendo Switch/Steam向けに発売へ


スパイク・チュンソフトは本日7月6日、『AI:ソムニウム ファイル』を発表した。本日早朝に同社の子会社Spike Chunsoftが海外向けに『AI: The Somnium Files』として発表していたが、国内にも発表している。プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch/Steamで、ジャンルは推理アドベンチャー。2017 年3 月のGDC で発表された「PROJECT: psync」が、このたび正式タイトルとして公開された形だ。AIには「人工知能(AI)」という意味のほかに「Eye」「愛」といった意味が込められており、ソムニウム(Somnium)はラテン語の夢を意味しているという。

『AI:ソムニウム ファイル』のシナリオ・ディレクションを担当するのは、ふるくは『Ever17 -the out of infinity-』のシナリオを手がけ、スパイク・チュンソフトでは『極限脱出 9時間9人9の扉』『極限脱出ADV 善人シボウデス』『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』のシナリオ作成とディレクションをおこなった打越鋼太郎氏だ。緊張感のあるシチュエーションや、先の読めないシナリオづくりに定評がある。キャラクターデザインを手がけるのは、コザキユースケ氏。『NO MORE HEROES』から始まり『ファイアーエムブレム 覚醒/if』を担当した、近年目覚ましい活躍を見せる人気イラストレーターのひとり。『AI:ソムニウム ファイル』は、新進気鋭のクリエイターが手がける、新たな推理アドベンチャーとなるようだ。

舞台となるのは現代日本の東京だ。主人公は伊達鍵(ダテ カナメ)という名の刑事。「頭蓋骨から眼球が飛び出ている」という奇妙な殺人事件と遭遇するところから物語は始まる。左の目の色は黄色であるが、この目にはAIが搭載されているという。容疑者や証人が口を割らない場合には、この目を使い相手の“記憶の情景”を再現し、情報を抽出する。この情景はまさに夢のようだといい、Somnium(夢)というキーワードはここに絡んでくるのだろう。そのほかのキャラクターとしては、アイリスと呼ばれるYouTubeにてゲーム実況や「踊ってみた」「歌ってみた」といった動画を投稿する少女が登場するとのこと。

実力派クリエイターがおくるスパイク・チュンソフトの新たなアドベンチャー『AI:ソムニウム ファイル』。今後の続報にも注目していきたい。