弾幕FPS『MOTHERGUNSHIP』7月17日に発売決定。パーツを自由に組み合わせ、オリジナルの凶悪な銃をクラフトして戦う

 

パブリッシャー/デベロッパーのGRIP Digitalは6月28日、アメリカのインディースタジオTerrible Posture Gamesと共同開発中の『MOTHERGUNSHIP』を7月17日に発売すると発表した。プラットフォームは、PC(Steam)および海外PlayStation 4/Xbox Oneで、価格は24.99ドル。本作は、地球を侵略するロボット・エイリアンに対し、レジスタンスの一員として戦うFPSゲームだ。Terrible Posture Gamesが以前手がけた『Tower of Guns』の精神的続編として制作されており、同作と同じく弾速は遅めだが物量勝負の弾幕がプレイヤーを襲う。

本作では、自動生成される宇宙船内のステージにて、ロボットや砲台などを破壊し進む。大量の弾丸を撃ってくるものや、火炎放射やレーザーを武器とするもの、あるいはブレードを装備して突進してくるものや、設置トラップなど敵の種類は多種多様。その出現パターンもランダムとなっている。ステージの多くは多層構造になっており、さまざまな方向からの敵の迎撃に対応するため、ノンストップの立ち回りが求められる。

本作の大きな特徴は、メインの武器である銃はクラフトして作ることだ。敵を倒すと回復アイテムなどのほか、時折お金をドロップすることもあるので、それを集めて銃のパーツを購入する。銃のクラフトにはモジュラーシステムを採用しており、Splitter・Barrel・Capの3つのカテゴリに分類されたパーツを組み合わせることで、プレイヤーオリジナルの銃を作成できる。クラフトは、まずSplitterのパーツを選択することから始まる。Splitterは銃の土台となる部分で、ソケットが付いている。パーツの種類によって形状や大きさが異なり、ソケットの数や付いている方向もさまざま。このソケットにBarrelやCap、あるいはさらにSplitterを接続して銃を組み上げていくのだ。

Barrel(銃身)には、たとえば機関砲やショットガン、グレネードランチャー、あるいは丸鋸のような近接武器などがあり、銃のタイプを決定するもっとも重要なパーツである。それぞれダメージ量や連射速度、クリティカル率が設定されている。SplitterにBarrelをひとつ接続すれば銃として機能するが、ソケットを余らせておくのはもったいない。さらにBarrelパーツを追加していくことで、凶悪な銃に変貌していくことだろう。最後のCapは、同じSplitterに接続されたBarrelに特定の性能を付加することができるパーツだ。たとえばダメージ量をアップさせたり、連射速度をアップさせたり、あるいは撃った弾に反射性能を持たせるものなどがある。

クラフトでカギとなるのは、目的の銃を組み上げるための工夫だろう。空いているソケットがあったとしても、たとえば隣のソケットに巨大なBarrelを接続していた場合、パーツ同士が干渉してBarrelを追加できないことがまま起こる。そのため、どのSplitterをどのように組み合わせるかというデザインが重要となる。比較的サイズの小さいCapを隙間にあるソケットに配置して、無駄をなくすのも良いかもしれない。また、各パーツにはエネルギー消費量が設定されており、バトルで弾を撃つたびにその合計が消費される。基本的に強力な銃になるほど消費量が多くなるので、オーバーヒートさせないための立ち回りとともに、クラフトする際のバランスにも気を配りたいところだ。

『MOTHERGUNSHIP』は各プラットフォームにて、このクラフト要素や、組み上げた銃を試す8ステージのテストアリーナをプレイできる体験版が配信中だ。興味のある方は試してみてはいかがだろうか。