Nintendo Switch向け『すばらしきこのせかい -Final Remix-』は9月27日に発売へ。渋谷を舞台にした傑作に、核心に迫る新シナリオを収録

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スクウェア・エニックスは本日6月26日、Nintendo Switch向け『すばらしきこのせかい -Final Remix-』を2018年9月27日に発売すると発表した。価格は税別4800円。スクウェア・エニックス e-STOREでは、同作のゲームに加えてペンやスタンド、ステッカーなどを同梱する数量限定の特別版を税込1万8000円で販売している。

『すばらしきこのせかい』は2007年にニンテンドーDS向けに発売されたアクションRPGだ。野村哲也氏がメインキャラクターデザインとクリエイティブプロデューサーを担当したほか、当時『キングダムハーツ』シリーズに携わっていたスタッフが多く参加した新規タイトルだ。

東京の渋谷区をアーティスティックに表現した独特な世界観、各所シーンを盛り上げる多彩なボーカル曲、十字キーとタッチペンの両方を使い二画面で展開される白熱のバトル、バッジとショップをテーマとしたアイテムシステム、主人公たちの生死をかけた先の読めないシナリオなど、当時としては目新しい独自要素を多く取り入れながら、それらを絡ませつつ高い完成度に仕上げられており、国内とそして国外でも非常に高い評価を獲得した(Metacritic)。ちなみに海外向けタイトルは『The World Ends with You(あなたのせいで世界が終わる、もしくはあなたが世界を終わらせるとも)』というさまざまな意味に汲み取れる含みのあるタイトルになっている。

『すばらしきこのせかい』は、その後2012年に「Solo Remix」としてiOS向けに移植され、グラフィックの高精細化と2画面でなくとも遊べるシステムの導入を実現。リミックスを含んだ数多くのBGMも追加された。そして2018年9月27日には、Nintendo Switch向けの「Final Remix」として決定版が発売されることになる。

『すばらしきこのせかい -Final Remix-』では、オリジナル版の2000年代の東京を再現する雰囲気はそのままに、グラフィックはHD化し、BGM・SE・ボイスを高音質化。新曲やアレンジ曲も追加されるほか、オリジナル・アレンジ曲の両方を収録し、ゲーム中は切り替えることもできるという。ゲームプレイにおいては、タッチ操作のほかにJoy-Conの操作に対応。おすそ分けを利用した2人プレイが楽しめるようだ。

そして今作の目玉となるのは、新シナリオだろう。今作では新たな死神が登場するといい、本編で語られることのなかった物語の核心に迫るという。公開された公式サイトのスクリーンショットでは、ピンク色のパーカーを着た幼き死神の少女がネクと会話しているシーンが映し出されている。同じくスクリーンショットに表示されている「死神ゲーム ハードモード」というテキストも気になるところ。

また、iOS版のエンディングには、ヒロインである四季のトレードマークである、にゃんタンを手に持つ白髪の制服少女の姿が描かれていたことが当時話題を呼んだ。今作のトレイラーの最後にも、同じ容姿をした少女の姿が確認できる。少女はやはり、本作のキャラクターの中でも、特に複雑な背景を持つ四季に絡んでくるのだろうか。本編では多くの伏線が鮮やかに回収されていたが、まだシナリオには秘密が残されていたようだ。

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