海賊アクション『Sea of Thieves』発売から1週間でプレイヤー数が200万人を突破。マイクロソフトの新規IPとしての記録も樹立

Sea of Thieves - Co-operation

マイクロソフトは3月27日、Rareが開発したオープンワールド海賊アクションアドベンチャーゲーム『Sea of Thieves』について、発売から1週間でプレイヤー数が200万人を突破したと発表した。本作は、3月20日にWindows10/Xbox One向けに発売され、48時間経過した時点で100万人を突破していた。それから5日間でさらに100万人を上積みした形だ。マイクロソフトは、本作は「現行世代でもっとも早く売れたファーストパーティの新規IPタイトル」となったとしている。またWindows 10においては、Microsoft Studiosのファーストパーティタイトルとして、既にもっとも多くの売り上げを上げているとのこと。

なお、発表では前者の“ファーストパーティ”については但し書きがないが、マイクロソフトのマーケティング担当幹部Aaron Greenberg氏は「Our most successful new IP of this generation」とツイートしているため、こちらもMicrosoft Studiosが販売した新規IPの中での記録のようだ。

この短期間で200万人以上のプレイヤーを集めたということは、本作への期待の高さはもちろんだが、サブスクリプションサービスXbox Game Passの存在も大きそうだ。月額9.99ドル(約1100円)で100タイトルを超えるXbox One/360ゲームが遊び放題になる同サービスには、Microsoft Studiosから発売される独占タイトルはその発売日からカタログ入りすることになっており、この『Sea of Thieves』はその第一弾タイトルだった。2週間の無料トライアルもあるため、本作をきっかけに試したというユーザーも多いかもしれない。なおAaron Greenberg氏によると、前述の「もっとも早く売れた」という記録に関しては、Xbox Game Pass経由のユーザーはカウントされていないとのことだ。そのため、通常どおりパッケージ/ダウンロード版を購入した人は200万人以下ということになるが、その具体的な数字に関しては明らかにされていない。

本作はゲームプレイ配信において人気コンテンツとなっているようで、これまでに10万人以上が配信をおこない、1000万時間以上の視聴時間を記録しているという。TwitchやMixerでは何度か配信数1位にもなっているとのこと。そのほかに公開された数字によると、Xbox Live上では50万人以上が新たなフレンドを作り、40万人以上がXbox Clubに参加して本作を楽しんでいるという。

『Sea of Thieves』ではプレイヤーは海賊となり、ソロあるいは仲間と共にクエストをこなして一攫千金を目指す。オンラインマルチプレイゲームであるため、ほかのプレイヤーと遭遇することもあり、宝を横取りしたり、海賊船同士での海戦を繰り広げたりと、海賊になりきったゲームプレイを楽しめる。こういったゲームプレイのコア部分や、美しい海の表現などは高い評価を受けている一方、コミュニティレビューではコンテンツ不足を指摘する声が大きい。これまでのところ開発元のRareは、こうした意見に対して公式に反応を示していないが、獲得したユーザーを手放さないためにはロードマップを示すなどの対応が必要になりそうだ。