兵器サンドボックス『Besiege』初のDLC「The Splintered Sea」発表、5月24日リリースへ。兵器づくりの舞台はいよいよ「海」へ


デベロッパーのSpiderling Studiosは4月10日、『Besiege』の拡張ダウンロードコンテンツである「The Splintered Sea」を発表。5月24日にSteam向けにリリースすることを告知した。なお本稿執筆時点では、本DLCのSteam以外への展開予定は明らかになっていない。


『Besiege』は、サンドボックスシミュレーションゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com/Humble Bundle)/Xbox Series X|S/Xbox One。またXbox Game Passにも対応している。本作では木製のブロックやホイールといった部品から、爆弾、クロスボウ、ロケットなどといった武器などのさまざまなブロックを組み合わせて兵器を建造。建造した兵器で攻撃したり、移動したりなどして目標を達成することとなる。

本作は2015年からSteamにて早期アクセス配信を開始。そして2020年にはセンサーやタイマーなどといった、複雑な制御を可能とする論理/オートメーションカテゴリのブロックが追加され、V1.0として正式リリース。その自由度の高さなどが好評を博し、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにおいて約4万2000件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど、人気のシミュレーションゲームだ。


そんな本作に、今回初の追加コンテンツ「The Splintered Sea」が実装される。「The Splintered Sea」の舞台となるのは海。「オフランダー」と呼ばれるものたちが島々を占領しているため、プレイヤーはその艦隊などと戦うことになるという。キャンペーンでは10種のステージでのミッションをこなしていくため、今度は船舶などを中心に建造することになりそうだ。

また「The Splintered Sea」では新規ブロックも登場。浮力を生み出すフロート、操舵性を向上させるラダーといった、船としての移動を助けるものから、敵を捕らえる銛ランチャーといった武器まで、8つの新たなブロックが追加される。

なお本DLCを所持していれば、マルチプレイヤーおよびステージエディターにおいても、水を利用することができるようだ。海のステージを作成すれば、フレンドと海戦ごっこをして遊ぶことなども可能だろう。


ちなみに本作を手がけるSpiderling Studiosによると、本DLCで水の表現を実現するには、実験と調整を膨大な時間繰り返し、何年も費やしてきたとのこと。長い年月をかけ入念な調整のもと開発されてきた拡張ダウンロードコンテンツのリリース日が、今回ついに決定したかたちだ。

Besiege』はPC(Steam/GOG.com/Humble Bundle)/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中で、Xbox Game Passにも対応している。「The Splintered Sea」は5月24日にSteam向けにリリース予定だ。