台湾の歴史と文化が絡み合うホラー『返校 -Detention-』ニンテンドースイッチ版配信開始、『トルクル』体験版も本日より配信


弊社アクティブゲーミングメディアが運営するパブリッシャーPLAYISMは本日3月1日、ニンテンドースイッチ版『返校 -Detention-』の配信を開始した。価格は税込1296円。『返校 -Detention-』は、Red Candle Gamesが開発を手がけるホラーアドベンチャーゲームだ。

本作は東南アジアの怪談をモチーフにした作品。タイトルの「返校」という言葉は、中国語で「学校へ帰る」という意味を持つ。1950年代から60年代の台湾が舞台となっており、ゲーム内では台湾独特の文化や景色、道教文化、また東南アジアの神話怪談が描かれる。さらにそこに台湾の歴史が大きく絡んでくる。

主人公は同じ山奥にある翠華高等学校に通う生徒。放課後に残っているうちに同校の生徒とともに学校に閉じ込められてしまう。校内を探索し脱出を試みるうちに、いつも通っているはずの高校が暗闇に包まれ全く違った不気味で恐ろしい場所に変貌していることに気付く。危険にあふれた学校のなかで、プレイヤーは探索中“何者”かに追われる生徒を操作し、探索を進めていくうちに学校に隠された過去と真実を知ることになる。

ゲームはポイント・アンド・クリックとなっており、さまざまな場所を探索していく。また台湾人に親しみのある要素を採用しており、一膳飯、廟宇、神壇など、当時の宗教や風習をゲームに組み込まれている。弊誌ではホラーゲームを苦手とする執筆者によるレビューや同作の開発者と『サイレントヒル』の楽曲を手がけた山岡晃氏の対談を掲載しているので、気になった方・もしくはクリア済みの方もこちらもチェックしてほしい。

PLAYISMは、ニンテンドースイッチ向けに『トルクル(TorqueL) 物理調整版』を配信中。こちらの体験版が本日配信されたほか、『ケロブラスター』や『クロワルール・シグマ』の配信も同ハード向けに控えている。そのほかにも、さらなる作品のリリースを計画しているとのことなので、ぜひその動向にも注目してほしい。