「バンカズ」スタッフがおくる3Dアクション『Yooka-Laylee』ニンテンドースイッチ版海外向け発売日が12月14日に決定、最適化にも自信


イギリスのスタジオPlaytonic Gamesは、『Yooka-Laylee』のニンテンドースイッチ版を海外向けに12月14日に発売すると発表した。Playtonic GamesはかつRareに在籍し、『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズなどに携わったスタッフを中心に構成されているスタジオだ。同スタジオが手がける『Yooka-Laylee』は、過去作と同様に自由にフィールドを動き回ることができ、NINTENDO64時代の作品を彷彿とさせる内容になっている。なお、『スーパードンキーコング』シリーズの楽曲制作を担当したDavid Wise氏も開発に参加している。

プレイヤーとなるのは、トカゲのYookaとダンゴ鼻のコウモリLaylee。ゆかいな二匹が力を合わせてさまざまな場所を冒険していく。『Yooka-Laylee』は、2015年をKickstarterにて「Project Ukulele」としてクラウドファンディングを募集しており、約200万ポンド(3億円)を集めるなど期待を集めていた。リリース直後はパフォーマンス不足が指摘され、レビュースコアが落ち込んだものの、その後のアップデートによりパフォーマンスが改善。追加要素なども盛り込まれた無料の大型アップデートでコンテンツも充実し、評価も安定してきている。

今回のアップデートにあわせて、Nintendo LifeはPlaytonic Gamesにインタビューを敢行。マネージングディレクターであるGavin Price氏がニンテンドースイッチ版のパフォーマンスについて答えている。他プラットフォーム版は4月に発売されたことに対し、ニンテンドースイッチ版の発売日は12月。移植に半年という時間がかかった件について、Price氏は最適化における時間が必要だったと語っている。任天堂とパブリッシャーであるTeam 17、使用しているゲームエンジンUnityのサポートを得て、十分に最適化をすることができたと氏は満足感を示す。

Price氏はニンテンドースイッチ向けのリリースにおいて「スムーズさ」を重点に置いていると語り、そのためにやや解像度を削る必要があったものの、プレイヤーが満足できるものを提供できたのではないかと話す。ちなみに気になる解像度については、UIが1080pで表示され、TVモードは900p、携帯(テーブル)モードは600pで描写されるという。こうした解像度については、ほとんど気にならない程度の低下に抑えられているとのこと。他プラットフォームですでに実施されたアップデートや修正などは、すべて盛り込まれているようだ。

『Yooka-Laylee』は、『バンジョーとカズーイの大冒険』の精神的続編とも評されているように、日本人にも馴染み深いタイトルになっている。海外版の発売日が決まったということで、日本向けの告知についても期待したいところだ。