『ポケモンGO』『Ingress』のNianticが「ハリー・ポッター」の新作ゲームを開発中、呪文を学びビーストと戦う

 

スマートフォンを利用したAR位置情報ゲーム『ポケモン GO』『Ingress』を開発してきたNianticは11月9日、ハリー・ポッターを題材にしたゲーム「Harry Potter : Wizards Unite」を開発中であることを明かしている。配信時期などは未定。

Nianticのジョン・ハンケ氏は、公式サイトのブログにて「ハリー・ポッターの魔法があなたのそばに」と題した記事を投稿し、ゲームについて以下のように説明している。

[perfectpullquote align=”full” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””]「Harry Potter : Wizards Unite (邦題未定)」では、魔法使いになることをずっと夢見てきたプレイヤーのみなさんは、J. K. ローリングの魔法の世界を体験できるようになります。みなさんは呪文を学び、街を探索しながら伝説のビーストたちと戦い、強力な敵に仲間たちと立ち向かうことになります。[/perfectpullquote]

開発は、IPのブランドマネジメント会社The Blair Partnership、『シャドウ・オブ・ウォー』や『バットマン アーカム・ナイト』などさまざまなゲームを発売するパブリッシャーWarner Bros. Interactive Entertainment、同社のモバイルゲーム開発を担当するWB Games San Franciscoの3社との合同で進められていくとのこと。「ハリー・ポッター」のIPのみならず、携わる会社の顔ぶれを見てもプロジェクトの規模の大きさがわかるだろう。

同社は、ゲーム内容について「呪文を学び、街を探索し、ビーストと戦う」と説明するに留まっているが、一体どのようなゲームになるのだろうか。実はこの発表の1週間前にNianticは興味深い動きをしている。それはモバイルアプリ「Evertoon」チームの買収だ

同アプリでは、3Dのアバターを作り、そのアバターを使って映像を製作しSNSを介してシェアする。この一連の流れが非常に手軽というもの。この話が出た時には、同社の看板タイトルである『Ingress』『ポケモンGO』にこうした技術が使われることが噂されていたが、一方でどう組み込むのかという点で未知数とされていた。「ハリー・ポッター」の新作ゲームに「カスタムアバター」「ムービーシェア」といった要素が組み込まれると考えると、なかなかどうしてしっくりくる面もある。これらはあくまで推測の域を出ないが、「Harry Potter : Wizards Unite」を開発するうえでNianticは「新しいテクノロジーとゲームプレイの地平も切り拓いていくことになる」と述べるように、これまで二作品とはまた異なる新たなアプローチが生まれることは間違いないだろう。

同タイトルの詳細については、2018年に明かされるとのこと。