刑事アドベンチャー『L.A.ノワール』のPS4/Xbox One版とニンテンドースイッチ版、HTC Vive版電撃発表。国内向けには12月に発売へ

 

Rockstar Gamesは2011年に発売したオープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム『L.A.ノワール』を、装い新たに発売すると発表した。国内向けには2017年12月に発売される。対応機種はPlayStation 4およびXbox One、ニンテンドースイッチ、そしてHTC Viveだ。対応ハードによって、それぞれ内容やパフォーマンスがやや異なるようだ。

*2011年に発売されたオリジナル版のトレイラー

PlayStation 4/Xbox One 版は、『L.A.ノワール』オリジナル版のゲーム全編と追加ダウンロードコンテンツを全て収録したうえで、ライティングや雲の表現の改善し、新たなシネマモードのアングル、高解像度テクスチャの使用などによって、リアリティが大幅に向上しているとのこと。PlayStation 4、Xbox Oneではネイティブ1080pにて動作し、PlayStation 4 Pro、Xbox One X では4K解像度での描写も可能とのこと。こちらは事実上のリマスターともいえるだろう。

ニンテンドースイッチ版は、『L.A.ノワール』の同じくオリジナル版のゲーム全編と追加ダウンロードコンテンツを全て収録したうえで、ジャイロ機能、モーション操作、HD振動に対応したJoy-Conモードを追加。肩越しに広く見渡せる新しいカメラアングル、携帯モードで使用できるタッチスクリーン操作など、さまざまな改良と追加が施されているようだ。

HTC Vive版では、オリジナル版『L.A.ノワール』からVR用に再構築された7つの事件に挑めるという。表情の変化や街並みといったディテールにこだわりがこめられた世界を、VRでよりリアルに味わえる内容になりそうだ。

画像は2011年に発売されたオリジナル版のもの

『L.A.ノワール』は2011年にPlayStation 3、Xbox 360、そしてPCとMac向けに発売されたープンワールド・アクションアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、当時の雰囲気を再現した1947年のロサンゼルス。プレイヤーは正義感の強いロサンゼルス市警の刑事コール・フェルプスとなり、実際にあった出来事をベースとした謎めく事件に挑むことになる。1947年ロサンゼルスの再現というコンセプトや「フィルム・ノワール」を巧みに使った演出など、さまざまな面での独創性の確立に取り組んだタイトルであった。細かな表情変化の表現を使った尋問システムなども注目を集めた作品だ。

細部まで作り込まれていることにより没入感のあるゲームとして名高い『L.A.ノワール』は、あらためて2017年にリリースされることになるようだ。それぞれのハードに関する機能やパフォーマンスについての続報が用意されているとのことなので、高潔さと腐敗がまじった1947年のロサンゼルスに“帰る日”を楽しみながら正式な発売日と続報を待ちたいところだ。