Xbox One/PC用コントローラー「Razer Wolverine Ultimate」が発表。6つの増設ボタンなど高いカスタマイズ性、 Razer Chroma対応


Razerは8月25日、Xbox One/PC用有線コントローラー「Razer Wolverine Ultimate」を発表した。Razer公式オンラインストアでは9月、それ以外では今年第4四半期に発売予定で、価格は159.99ドル(約1万7500円)。同社のXbox One用コントローラーとしては「Razer Wildcat」に続く新製品となる。

Wolverine Ultimateでは“究極の操作性を実現する”と謳われており、まず目を引くのが標準のXbox Oneコントローラーにはない増設された6つのボタンだ。Razer Wildcatからさらに2つ追加されており、LT/RTトリガーの内側に「マルチファンクションバンパー」が2つと、背面には「マルチファンクショントリガー」が4つ装備されている。これらの増設ボタンは、専用のドライバソフトウェア「Razer Synapse for Xbox」で割り当てる機能を自由に変更できる。

前面に目を向けると、レイアウトはXbox Oneコントローラーとして標準的なものだが、アナログスティックは軸の長さやトップの形状(お皿型とドーム型)の異なるスティックに交換できる。そして十字キーには4方向のボタンがそれぞれ独立したタイプと、すべて一体になっているタイプが用意されており、こちらも交換可能だ。前面下部の4つのボタンはチャットの音量調節と、設定プロファイルの切り替えに使用する。

また、Xboxボタンの周囲ではLEDイルミネーションが輝いている。これは同社のPC用ゲーミングキーボードなどでもおなじみの「Razer Chroma」に対応しており、Razer Synapseでライティングエフェクトをカスタマイズできる。ちなみにコンソール向けの製品でRazer Chromaを採用するのは本機が初めてだそうだ。

マイクロソフト純正の「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」でも背面にパドルボタンが追加されており、パーツの交換やXbox One上のアプリで感度調整などが可能だ。物理的なパーツとソフトウェアを利用した高いカスタマイズ性と、“指を遊ばせずフルに使い切る”のがこの手のコントローラーの特徴だといえる。なおWolverine Ultimateは、Xbox用正規アクセサリーであることを示す「Designed for Xbox」ロゴを取得している。