『No Man’s Sky』過去最大の大型アップデート1.3配信開始。30時間に及ぶストーリー追加、マルチプレイ導入など目白押し


Hello GamesはSteamおよびPlayStation 4にて販売中のタイトル『No Man’s Sky(ノーマンズスカイ)』の大型アップデートの配信を開始した。バージョン1.3となる今回のアップデート「Atlas Rises」は、「Foundation」「Pathfinder」に次ぐ同作における3度目の大型アップデートとなる。またSteamでは今回のアップデートにあわせて60%オフの2432円で同作を購入できるセールも実施中だ。

今回のアップデートの主な新要素は以下のとおり。ここに書くだけではおさまらないほど膨大な新要素が存在するので、詳細が気になるかたはパッチノートを確認してほしい。

・グラフィックの大幅な改良
・30時間以上におよぶアトラスおよび主人公の謎に迫るストーリーの追加
・探索中にオンライン上のほかのプレイヤーと出会えるマルチプレイ機能の追加
・自動生成のギルドミッションの導入
・各惑星に、変化する経済システムを導入
・惑星間での取引が可能に
・宇宙船での戦闘における操作や武器、AIなどの徹底的な改良
・「ポータル」による惑星間の移動が可能に
・より複雑な地形の構築および変形が可能に
・多種多様なバイオームの導入
・バイザーやディスカバリーなどアナライザーの改良
・農業と採掘にさらなる深み
・宇宙船による「低空飛行」が可能に。地面に接触しクラッシュするケースも
・巨大な墜落船が惑星内に登場、サルベージも可能
・全般的な乗り物の種類の追加
 

注目したいのは新たなミッション機能の導入、そしてマルチプレイの導入だ。今回追加されたミッション機能としては、各所にミッションエージェントが配置され、プレイヤーは新たにタスクを受託できるようになった。タスクの内容はアイテムの依頼から、特定の生物のスキャンや討伐、探索まで幅広い。ミッションをこなせば名声が上がっていき、より高難易度かつ高報酬になっていくようだ。

そしてついに導入されたのがマルチプレイ機能だ。機能としては、近くにいるほかのプレイヤーがオーブのような形で表示されるというもの。表示されるのは最大16人までながら、近くにいるプレイヤーとはボイスチャットで会話できる。Hello Gamesは、この機能について「非常に限定的」であると強調しながらも、「『No Man’s Sky』における同期型マルチプレイの第一歩」と表現しており、今後マルチプレイ機能がさらに拡張されていくことを示唆している。

ストーリーの拡張やギルドミッションの導入、経済システムの追加など、過去最大のアップデートとなった「Atlas Rises」。いずれの要素も『No Man’s Sky』で指摘を受けがちな欠点である「探索の動機付け」に直結するものが多い。また「Foundation」「Pathfinder」にて導入された建築モードや栽培モード、地上探索などもさらに掘り下げられている。既存要素を見直され、新要素が大幅追加された『No Man’s Sky』を、これを機に遊んでみてもいいだろう。