『Overwatch』ドゥームフィスト正式発表、PTR実装済み。機動力の高いガントレット装備のオフェンス・ヒーロー


Blizzard Entertainmentは7月6日、『Overwatch』の新ヒーロー「Doomfist(ドゥームフィスト)」を正式発表し、以下のストーリー・トレイラーを公開した。またテスト環境であるPTRにおいては、アップデートによりプレイアブル・キャラクターとして実装されている。オフェンス・クラスとしては8体目、作品全体としては25体目のヒーローとなるドゥームフィスト(本名:アカンデ・オグンディム)。同ヒーローについては7月4日に参戦を示唆する情報が出されたばかり(関連記事)。賛否のあったソンブラARGとは異なり、オリーサ、ドゥームフィストと最近では短期間で正式発表まで持ち込む傾向にあるようだ。

ナイジェリア出身のオグンディムはオムニック・クライシスにより右腕を喪失し、サイバネティック・アームを装着しはじめるようになった。その後、2代目ドゥームフィスト「Akinjide Adeyemi」の手引きによりタロンの一員となった彼は、争いが人類を強くするというタロンの信念に共鳴。みるみるうちに頭角を現していく。オグンディムはAdeyemiを殺害することでドゥームフィストの名を継承し、現在はカリスマ的な存在として、リーパーと同じタロンの幹部として指揮をとっている。上のストーリートレイラーは、ドゥームフィストがヘリックス社の収容所に収監される前に起きた、トレイサー、ウィンストン、ゲンジとの戦闘にフォーカスしたものだ。

海外公式サイトでは既にヒーロー紹介ページが公開済み。メインウェポンのハンドキャノンは、左手の拳に装弾された4発のショットガンシェルを放ち、弾は時間経過によりリロードされる。サブウェポンのロケットパンチは、右腕のガントレットを使ったシールド無効の打撃攻撃だ。長押しによりチャージし、離すと前方に突撃しながら敵をノックバック。後退した敵が壁にぶつかるとダメージが増加する。

サイズミック・スラムは前方に短くジャンプし地面に衝撃波を放つアビリティ。射程距離内の敵はドゥームフィストの方向に引き寄せられる。ライジング・アッパーカットは目の前の敵をアッパーカットで上空に打ち上げると同時に、自らも空中に飛び上がる。ジャンプ中はサイズミック・スラムの攻撃的中範囲を示すインジケーターが表示されるため、アッパーカットからのサイズミック・スラムというコンボをヒットさせやすい。パッシブアビリティのベスト・ディフェンスは、攻撃アビリティを使って敵にダメージを与えると、一時的にシールドが付与されるというもの。前線での生存力を高めてくれる。そしてアルティメットのメテオストライクは上空に飛び上がったのち、ガントレットの地面叩きつけによる広範囲攻撃を放つものだ。

ロケットパンチやライジング・アッパーカットなど移動手段としても使えるアビリティが複数備わっていることから、機動力の高いオフェンス・ヒーローといえるだろう。先述のとおりPC向けのPTR(公開テスト)では実装済みであり、パッチノートも公開されている。