カプコンが『魔界村』『大魔界村』『戦場の狼』『1942』のiOS/Android版を発表。近く配信開始へ


Capcom Mobileは3月3日、『Ghost’N Goblins(魔界村)』『Ghouls’N Ghosts(大魔界村)』『Commando(戦場の狼)』『1942』のiOS/Android版を海外向けに発表した。配信時期は今後数か月以内としている。

バーチャルコンソール版の『魔界村』と『大魔界村』

『魔界村』は、1985年にアーケードで稼働した横スクロール・アクションゲームだ。サタンにさらわれた姫プリンプリンを助けるために、主人公の騎士アーサーが魔界のモンスターと戦う。槍やたいまつなどさまざまな武器を投げて攻撃し、ダメージを受けると鎧が脱げてパンツ一丁になるのが特徴。ジャンプ中の独特なポーズも本作を印象づける要素として知られている。そして『大魔界村』は1988年に稼働した続編だ。大魔王ルシファーによって命を絶たれたプリンプリンの魂を救うために、アーサーはふたたび魔界へと向かう。本作では新たな武器が登場し、黄金の鎧を入手すると魔法を使うこともできるようになった。

バーチャルコンソール版の『戦場の狼』と『1942』

『戦場の狼』は1985年に稼働した縦スクロール・アクションシューティングゲーム。主人公のスーパージョーが難攻不落の敵陣地に単身乗り込む。武器はライフルと手榴弾のみで、次々に現れる敵兵を倒し、トーチカや塹壕からの攻撃をくぐり抜けてステージを進む。道中には敵の捕虜となった味方がいる場合があり、助けるとボーナスポイントが得られる。

『1942』は、1984年に稼働した縦スクロール・シューティングゲームだ。第二次世界大戦時のアメリカ軍戦闘機P-38ライトニングを操縦し、日本軍機を相手に戦う。宙返りをして攻撃を回避できることが特徴で、ステージはミッドウェイから沖縄まで8か所の戦場が登場する。

今回の発表のプレスリリースを受け取ったGematsuによると、これらのタイトルはオリジナル版の要素を維持した上で、タッチスクリーンに最適化した操作を用意するとのこと。またゲームモードには「クラシック」と「カジュアル」があり、ランキングにも対応するほか、一部のタイトルではオート連射やボタン設定のオプションが用意される。

これらのタイトルは、これまでさまざまなプラットフォームに移植されてきたが、今回発表されたiOS/Android版はどのバージョンをベースにして移植されるのかは不明。カプコンは今年1月に『ロックマン』シリーズ初期作6タイトルを同じくiOS/Android向けに配信したが、ストアのレビューではガラケー時代の携帯アプリの移植ではないかという指摘があり、そのパフォーマンスが不評を買っていた。国内向けの正式発表とともに、ファンも納得する移植が進められていることを期待したい。