『Dead by Daylight』から影響受けた、サイバーパンク非対称マルチプレイ『Gold Express』開発中

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第624回目は『Gold Express』を紹介する。

Gold Express』はサイバーパンクの世界観をもとにした非対称マルチプレイゲーム。技術と倫理が衝突する未来社会にて、高度なAIを搭載した殺戮マシン(プレデター)と、インプラント手術により機能拡張済みの人間(脱出者)が対決する。複数人で行動する人間チームは、マップ上のどこかにある重要データを探し出し、特定の場所まで持ち帰ることで脱出を試みる。単身で行動するプレデターは人間たちの行動を予測し、特殊スキルを使いながらひとりずつ排除していく。

プレデターだけでなく人間側も固有スキルを保有。またマップの建物構造や設備をうまく活用することも戦術の一部となる。両チームとも、マップの重要地点をコントロールすることでマッチを有利に進めることができる。こうした1人対複数人のチームに分かれ、非力な人間たちが追手に捕まらないよう逃げ惑い脱出を試みるという流れは、『Dead by Daylight』『Friday the 13th: The Game』『Last Year: The Nightmare』『Identity V』といった近年の非対称マルチプレイゲームのフォーマットに沿うもの。差別化を図る意味でも、サイバーパンクの世界観を活かしたキャラクターデザインやゲームプレイに期待したいところだ。

『Gold Express』は今夏Steamにて早期アクセス販売開始予定(Steamストアページ)。先述した作品群や『Evolve』といった非対称マルチプレイゲームが好きな開発者20人が集うDawn Studioが、Unreal Engine 4製を用いて開発している。早期アクセス期間は6か月を想定しており、販売開始時点では、それぞれ性能が異なるプレデター4種、脱出者6種を実装。マップは6種類用意される。

なおIndieDBの開発者回答によると、マップにはランダム生成要素が取り入れられるようだ。またDiscordチャンネルでの開発者コメントによると、マッチ中のコミュニケーションツールとしては、『Apex Legends』のような自動ボイスを採用するとのこと。うまく機能すれば、ひとりで遊ぶ野良プレイヤーにとっても遊びやすいゲームになりそうだ(操作キャラクターの国籍に合わせた言語で台詞が発せられるが、何を言っているのか理解できるよう英語字幕が表示されるという)。ローカライズ言語については、ゲームの完成度を高めてから検討するとのこと。

今後の予定としては、ベータテストの実施が計画されている(開発進捗次第では6月下旬開始)。具体的な開催時期や参加方法については公式Discordチャンネルにて情報発信するとのことだ(via Alpha Beta Gamer)。

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