『モンハンワールド』初心者向けに語りたい、俺の攻略法。アンジャナフ・トビカガチ編

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先月1月26日にPlayStation 4およびXbox One(国内未発売)向けに発売された『モンスターハンター:ワールド』。発売から既に2週間近く経つが、まだまだ狩猟に熱中しているユーザーは多いだろう。トライアル・アンド・エラーがゲームシステムの根幹にある本作において、モンスターの討伐には十人十色の戦略が存在する。しかし、本作からハンターライフを開始したプレイヤーの中には、強敵相手に自分なりの討伐方法を未だに見いだせず困っている人もいることと思う。そこで、この場を借りて序盤~中盤にてプレイヤーの壁として立ちはだかる「蛮顎竜 アンジャナフ」と「飛雷竜 トビカガチ」をピックアップし、初心者向けに筆者なりの攻略法をお伝えしたい。もし躓いている人がいれば、参考になれば幸いだ。

 

蛮顎竜 アンジャナフ

弱点部位:頭、尻尾 弱点属性:水

その凶暴性と棘の生えた特徴的な顎から「蛮顎竜」の名を冠するこのアンジャナフは、もし本作から『モンスターハンター』の世界に訪れたとすれば、先ずぶち当たる事となる壁として君臨することになるだろう。慣れれば簡単なプケプケやトビカガチとは比べ物にならない体力とその大きな体格を活かした攻撃は、この世界に存在する大型生物が如何に強大な存在であるかを直接的な経験として、プレイヤーの脳裏に刻みつけてくる。獣竜種と呼ばれるモンスターカテゴリに共通する強靭な脚力を活かした軽快なアクションと、序盤の段階では一撃必殺の威力を誇る火のブレスが特徴のモンスターだ。全体的な特徴としてはどのボスにも言えること普遍的な部分が多いが、それだけ基礎的なことであるということで留意してほしい。

アンジャナフだが、先ず挑むにあたって、大前提として自身の装備を見直してみることをオススメする。アンジャナフはこれまで戦ったであろうモンスターとは比べ物にならない攻撃力を持っており、生半可な防具では紙に等しい。個人的にオススメなのが後述するカガチから作成できるカガチシリーズ一式である。頭から爪先まで揃えれば、十分な防御力と体術や回避距離UPといった、奴の攻撃を避けるために必要なスキルが揃う。雷属性強化も後に役立ってくるだろう。

装備が揃えば食事を十分に摂ってから、攻略に移る。アンジャナフ攻略のポイントは、「立ち回りの基本を抑えること」「弱点部位を意識すること」という狩猟する上での基礎ができるようになることだ。先ず「立ち回りの基本を抑えること」に関してだが、アンジャナフに限らず大型モンスターの真正面、真横、真後ろにはなるべく立ってはならない。真正面なら噛みつきやブレス、真横ならタックル、後ろなら尻尾振りなどといった、プレイヤーの位置に対応した攻撃を即座に行ってくるからである。これが斜め前斜め後ろであれば、プレイヤーに狙いをつけるという予備動作が攻撃の前に挿入される。僅かな時間であるが、プレイヤーの生存率を上げるという観点から言えば真〇〇の位置に立つのとは天と地の差がある。加えて、攻撃を欲張らないことも重要だ。相手の次の一手を考えながら、あともう一撃を減らすことで、生存率がさらに向上する。これが大型モンスターと闘う上での立ち回りの基本だ。

次は「弱点部位を意識すること」だが、これもまた大型モンスターを狩る上で重要なファクターである。弱点部位をいかに積極的に攻撃し、狩猟時間を短縮できるかが、ジリ貧になるのを避け尚且つ自身のモチベーション維持に繋がってくる。アンジャナフの弱点部位は頭と尻尾。特に頭は攻撃の威力が段違いである。

怒り状態では一撃必殺のブレスが飛んでくる危険があるが、先程述べた通り真正面ではなく斜め前のポジションを維持できれば、余裕を持って避けることができるだろう。寧ろ怒り中に頭を攻撃し続けることができれば、喉に溜めたエネルギーが暴走し大きなダウンを取ることができる。オススメする武器は2つの弱点部位が高い位置にある都合上、大剣、若しくは太刀。特に大剣は抜刀攻撃を中心としたヒット・アンド・アウェイが基本戦法であり攻撃を避けやすいこと、とっさにガードができることからなおのことオススメである。筆者は最初に討伐した際、プケプケの素材で制作した「毒属性」の大剣を使用した。一番良いのは水属性の武器だが、当時は弱点属性がわからなかったので毒による持続ダメージを活かして短時間討伐を狙った。

また、フィールドギミックを利用するのも有効な手段である。古代樹の森であれば動きを止めるツタや大ダメージを与える浮遊岩を利用できるほか、リオレウスの元へ誘導できれば「縄張り争い」によって無防備となりプレイヤーとリオレウス双方の攻撃で相当量のダメージを与えることができる。アンジャナフの狩猟を通じて得たテクニックは、他のモンスターと相対した時にも必ず活きることになるので、ここで躓くことなく頑張って乗り越えてほしい。

 

飛雷竜 トビカガチ

弱点部位:頭、尻尾 弱点属性:水

はじめに紹介したアンジャナフを討伐するにあたって、その前段階として狩猟を行うことになるのがこのトビカガチである。古代樹の森というフィールドを存分に活かし、木々の間を縦横無尽に駆け飛び回るその姿から、攻撃に電気を使用することも相まって通称飛雷竜と称される。爬虫類のような顔やテラテラと光る鱗といったヘビを思わせるパーツと、フサフサな体毛、翼膜といった、ムササビやモモンガ、リスなどの小動物をイメージさせるパーツという一見ミスマッチのように思える要素が絶妙にかみ合ったそのビジュアルデザインは、かっこよさと愛らしさを同時に感じさせてくれる。

トビカガチの特徴は、持ち前の俊敏性と電気属性を持った攻撃、そしてそれによる電気やられだ。
トビカガチはその俊敏性でもって木々の間を素早く移動し、プレイヤーの死角をつく形で攻撃してくる。電気を溜めた帯電状態に移行すれば、殆どの攻撃に雷属性が付与され、その一撃を受けてしまえば途端に気絶しやすくなる雷やられ状態になってしまう。敵の移動に追いつけず、気絶からの猛攻でキャンプへ帰還という流れは初見なら誰でも経験することになるだろう。だがこのトビカガチ、しっかり行動を観察してみると攻撃の後に大きな隙が生じる技が多いことが分かる。これに雷属性対策ができていればなんてことはない。攻略の肝は「相手の行動を観察すること」「雷属性対策を行うこと」だ。

先ずは「相手の行動を観察すること」だが、これは読んで字のごとくそのままである。トビカガチの攻撃は大きく分けて2種類。直線的に突進や噛みつきを行ってくるもの、尻尾を用い自分の周囲を薙ぎ払うものだ。木を用いた攻撃でも直線的か広範囲かという2択であるということは変わらない。直線的な攻撃として代表的なのは噛みつきと地上での尻尾叩きつけだ。噛みつきに関しては鳴き声を上げて口を大きく開ける予備動作が、「尻尾叩きつけ」に関しては鳴いた後に身体を震わす動作が攻撃する前に入る。どちらも攻撃そのものは速いものの予備動作の時間が長いので、冷静に行動を観察できていれば躱すことはたやすい。広範囲な攻撃として代表的なのは「尻尾なぎ払い」だが、予備動作が「地上での尻尾叩きつけ」と同じであることに気をつければこれまた躱すことは簡単である。トビカガチの後方にいるとき、鳴いて身体を震わせる動作があったら取り敢えず離れることを心がけよう。

そして特徴的な木を用いた攻撃に関しては、ジャンプ、滑空からの尻尾を用いた叩きつけ、もしくはなぎ払いを繰り出してくる。基本的には、プレイヤーの背後の木に移動し死角をついてくる形で行ってくる。どちらも飛んで翼膜を広げるという予備動作をするので判別が難しいが実際に攻撃に移行するまでが長いため、トビカガチの方を振り向いてからでも十分に回避が間に合う。焦らず冷静に状況判断を行おう。トビカガチだけでなくモンスター全般の攻撃を躱す上で重要なことは「モンスターを視界に入れ続けること」だ。そのため、常にカメラを操作し画面上にモンスターを表示させ続けることが重要になってくる。だが『モンスターハンター』のようなアクションゲームに慣れない初心者には難しいかもしれない。そんな時にはロックオン機能を使用してみてほしい。R3ボタンを押し込むことで現在戦っている大型モンスターへ自動的にカメラを合わせてくれるのだ。

ロックオン機能は2種類ある。「常にターゲットを視界から離さないようにする」ロックオンカメラと「一瞬だけカメラが向く」ターゲットカメラだ。個人的には最初はロックオンカメラを使用していて構わないが、慣れていくにつれてターゲットカメラへ移行していくことをオススメする。何故なら物語が進行していくにつれて、プレイヤーに害を与えるフィールドギミックや、2体のモンスターの同時討伐など「1体のモンスターに集中するのではなく客観的な状況判断を求められる場合」が多くなってくるからである。

次は雷属性対策について説明していく。トビカガチは戦闘中に立ち止まり身を震わせ静電気を溜めることで、怒り状態とは関係なく体毛が逆立った帯電状態に移行する。(ちなみに静電気を溜めている間は無防備なので攻撃のチャンスだ。)帯電状態になったトビカガチによる全ての攻撃には雷属性が付与され、攻撃を受けると雷やられ状態となり気絶しやすくなってしまう。ここで注意したいのは、自分が身につけている防具の属性耐性値だ。防具というと先ず防御力に目が行ってしまうが、各属性耐久値もかなり重要な要素である。属性を用いた攻撃を繰り出すモンスターに対しては、いくら防御力が高い防具を着込んだとしてもその属性耐性が低ければ、攻撃した途端に対応した属性やられ状態に陥ってしまうばかりか、大ダメージは免れない。

攻略の主題となるトビカガチは雷属性の攻撃を用いてくるため、雷耐性の高い防具を用意すると良い。ダメージを抑えられるばかりか雷やられになる確立も大きく低下する。この時点で用意できる雷耐性が高い防具として個人的にオススメなのがボルボロスの素材で作るボロスシリーズ一式である。高い防御力と雷耐性をほこり、加えて動き回るトビカガチに対して便利なランナーのスキル、気絶した場合に気絶時間を減らせる気絶耐性のスキルを備えている。揃えるのが難しい場合は、腕と足だけでも作っておきたい。かなり戦闘が快適になるだろう。

帯電状態を早く終わらせるというのもまた重要な戦法だ。どうやら怯み・ダウン・状態異常などによって帯電状態の時間を短縮できることがプレイヤーの調査によって判明している。特に古代樹の森エリア12にあるフィールドギミック「浮き岩」をスリンガーで落とし直撃させることができれば、大きく帯電時間を短縮できるだけではなく大ダメージとダウンも与えることができる。狩猟に余裕ができたら狙ってみるといいだろう。そのほか、ミズタマリゴケを採取することで使用可能なスリンガー水流弾を当てても時間短縮が可能だ。

「相手の行動を観察すること」「雷属性対策を行うこと」この2つの要素をきちんと抑えていれば、余裕を持って弱点部位である頭か尻尾へと積極的に攻撃をしかけることができるだろう。移動速度が速い片手剣、太刀、ハンマー、基本的に納刀状態がデフォルトな大剣などで立ち向かうのがオススメである。できればジュラトトスを狩猟して水属性の武器を作っておきたい。そのままアンジャナフ戦に流用できる。ちなみに筆者はこちらも毒属性の大剣で狩猟した。

トビカガチでの狩猟を通じて得られた経験、特にターゲッティングに関する技術は、攻撃動作が速いモンスターが数多く登場する本作において必ず通用するものだ。加えて本作は雷属性を持つ武器を作るにあたり、トビカガチ由来の素材を用いたもの以外の選択肢が非常に少ないため、(高い属性値が強力なキリン武器が作れるようになるのは終盤である。)プレイヤーはこのモンスターにかなりお世話になることだろう。

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