PS5『Marvel’s スパイダーマン2』は前作マンネリ勢でも満足。『ブラスフェマス 2』国内版は胸部修正されてた。『プリンと盾琴』の不穏な雰囲気を楽しむ。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。412回目です。だいぶ寒くなってきた。


海苔修正


今週は『ブラスフェマス 2』の国内コンソール版が発売されたため少しプレイ。PC版や海外コンソール版から2か月遅れてのリリースとなったのは、“レーティングの問題で一部NPCの見た目を修正”する必要があったためとのこと。筆者は無修正版をプレイ済みですので、どこが修正されたのかを確認しようと思ったわけです。

本作はグロい表現が多いことが特徴ですが、どうやらそうした描写はノータッチの様子です。一方で、明らかな修正箇所も発見。女性の乳房の部分が真っ黒な四角で隠されているのです。上に掲載した場面のNPCは男性ながら、ふくよかな“奪いし胸”で赤子に乳をあげている。もともとリアルな表現だったし仕方ないのか。また別の場面では、乳首が1ドットしかないような小さな女性の描写に対しても、その胸が黒塗りに。雑な修正にも思えますが、さすがに開発元にドット絵の描き直しを求めることまではできなかったというところでしょうか。
by. Taijiro Yamanaka


プリンと盾琴


今週は、『プリンと盾琴』を遊んでいました。本作は『いりす症候群!』『魔王物語物語』などを手がけてきたサークル・カタテマによる新作です。本作はあえて説明をおこなっていない作品であるため、詳しい内容の紹介はここでも省かせてください。Steamのストアページによれば、本作の舞台は突如魔王が現れ、平和な王国が滅びた世界。王国騎士のリュラは、大賢者シグナスの秘策「幸福リング」を使い、魔王を撃滅することになるようです。ほんとかな?ジャンルは爽快滅亡アクションアドベンチャーと謳われていますが、縦スクロールSTGに近いシステムであることは記載してもネタバレにならないでしょう。

本作は全体としてはコンパクトな作りになっているのですが、戦いの理由や状況の背景を理解していくと印象が変化。STGパートについても繰り返し遊ぶうちに慣れて、爽快に遊べるようになってきます。ただ不穏なだけでは終わらない、激しい滅びの物語が印象的でした。
by. Keiichi Yokoyama


裸体の作り込みヨシ!


『Marvel’s スパイダーマン2』をプレイ中。そろそろ終わりそうな予感。『Marvel’s スパイダーマン』シリーズは、1はめちゃくちゃ楽しんで、マイルズ・モラレスもやりこんだものの、マンネリでもういいかなと思っていました。ただ2を遊んでみると、1やマイルズ・モラレスよりぐぐっと進化しており、納得のクオリティです。

基本的なゲーム設計は1の時点でかなり完成されてたのですが、遊びや演出のバリエーションが増えて楽しさが高まりました。1から大きく変わったわけではない一方で、かなり工夫も多い。とにかく地道に弱点を補強して、要所を豪華にしたという感じ。Insomniacは、『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』の時にも思いましたが、真正面からアクションゲームを作って楽しくさせるのがめちゃくちゃうまい。テンポやチューニングに職人技が光ります。自分の知る限りでは、王道3Dアクションゲーム作るの一番うまい開発会社なのでは。

それと、結果的に期間が空いたのもよかったのかも。マイルズ・モラレスの時は、ゲームが出るのが早かったですが、拡張っぽい扱いでゲーム体験が2ほど進化してないのもあり、ちょっとがっかり。その時は2が出るのが遅いなと感じたのですが、マイルズ・モラレスから3年経ったいまちょうど2を遊ぶとめちゃくちゃ新鮮だったりもするので、タイミングってとても大事。
by. Ayuo Kawase