デベロッパーのCoffee Stain Studiosは9月10日、オープンワールド工場建設ゲーム『Satisfactory』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、その後プレイヤー数が大幅に増加している。
本作は、未知の惑星を舞台にした工場建設ゲームだ。FICSIT社の従業員となったプレイヤーは、ソロあるいは協力プレイにてオープンワールド世界を探索。資源を入手して自由に工場を建設し、さらに自動化させたり効率性を高めるなど拡大・発展させていく。
『Satisfactory』は、2019年3月にPC(Epic Gamesストア)で、また2020年6月にはPC(Steam)にて早期アクセス配信が開始。その後複数回配信された大型アップデートでは、鉄道や原子力、液体資源、気体資源などのコンテンツの追加、マップの新エリア追加や改善、ブループリント機能を含む建築システムの調整などが実施されてきた。また、開発環境をUnreal Engine 4からUnreal Engine 5へ移行し、ビジュアルの強化もおこなわれている。
そして先日の正式リリースに伴う大型アップデートでは、素材を変換するコンバーターや、作中でもっとも複雑なパーツを製造する量子エンコーダー、もっとも高速で操作するベルトコンベアなどのコンテンツのほか、プレイヤーキャラクターや工場の見た目のカスタマイズ要素も導入された(関連記事)。
本作は本稿執筆時点で、Steamのユーザーレビューでは約15万件のうち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。Epic Gamesストアでのプレイヤー評価も4.9(5点満点)となっており、非常に高い評価を得ている。また、これまでに売り上げ本数は600万本を突破しているとのこと。
本作は、早期アクセス配信開始から約5年半が経った先日9月10日に正式リリース。これに伴い、プレイヤー数が急増している。Steam版の同時接続プレイヤー数を確認すると、早期アクセス配信開始されるとすぐに約2万7000人に達し、その後大型アップデートが配信されるたびに3万人台にまで増加。そして今回の正式リリース後には、一気に10万人を超えた。
Steam版の同時接続プレイヤー数はその後も増加し続け、これまでのピーク時には約18万6000人にまで達した(SteamDB)。従来の最高記録の約6倍となる数字である。落ち着いた時期でも連日1万人台を記録するほど人気であったなか、驚異的な増加となった。本作は、早期アクセス配信中から非常に高い評価を得ていたこともあり、ついに正式リリースを迎え完成したことで、話題作をプレイする良いタイミングだと捉えた人が殺到したのかもしれない。
『Satisfactory』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。また、今後コンソール版もリリースされる計画となっている。