任天堂、インディーゲームの祭典BitSummitにブースを初出展。国内インディーゲーム本格展開の布石か

 

任天堂は今月9日と10日に開催されるBit Summit 4thにてブース出展することを発表した。出展されるゲームは合計14タイトル。WiiU向けには海産物がレーザーを発射し戦う異色タイトル『ACE OF SEAFOOD』や『Runbow』、『トルクル』の3タイトル。ニンテンドー3DS向けには、1990年代中期を想起させるローポリが印象的などこか懐かしいミステリー『Back in 1995 64』や、ぷよぷよの生みの親である仁井谷正充氏が手がける新たなパズルゲーム『にょきにょき たびだち編』を中心とした11タイトルが出展される。

BitSummitは京都みやこメッセで毎年おこなわれているインディーゲームイベントだ。Microsoftとソニーは以前から同イベントに協賛しており、任天堂も今年からオフィシャルスポンサーになることがアナウンスされていたが、今回ブース出展されることが明らかになった。

任天堂は近年インディーゲームに対し積極的な姿勢を見せており、北米ではNintendoとindieを組み合わせた造語Nindiesという名のプロジェクトを掲げ、インディーデベロッパーと協力しながら独自の展開をおこなってきた。また、国内でもWiiU向けに『Trine 2』や『The Swapper』といったタイトルのローカライズ・販売をおこなっている。先月にはWiiU/ニンテンドー3DS向けに『ショベルナイト』をリリース、あわせて海外で人気の高かったキャラクターのamiiboを販売するなどかなり力を入れていることがわかる。今年2月にはニンテンドー・オブ・アメリカのスタッフが『Undertale』の作者とコンタクトをとっていることが判明しており、こちらの動きも気になるところだ。