Lexaloffle開発の「PICO-8」が単体購入可能に。レトロスタイルのゲーム制作ツール

[2016年7月1日 Update]
PICO-8を使ったゲーム開発入門の連載がスタートしました。

[2015年9月26日 14時55分 Update]
ファンジンの日本語版が完成した。「PICO-8」の解説だけでなく、開発者zep氏による誕生秘話も収録されている。

[2015年8月21日 10時10分 Update]
Arnaud DE BOCK氏が手がけていたfanzineのpdf版の配布と、物理版の販売が開始された。「PICO-8」の使い方なども書かれており、初めて起動したときに何をすればいいのかわからないという場合の手助けにもなる。英語以外に、日本語(9月初旬予定)、フランス語、スペイン語、ポルトガル語版も刊行予定とのこと。

 


 

Pico Pico Cafe」を拠点に活動するLexaloffle Gamesは先日、レトロスタイルのゲーム制作ツール「PICO-8」(アルファ版)の単体販売を開始した。価格は14.99ドル。以前は、ボクセルで描かれるかわいらしいアクションアドベンチャー『Voxatron』(アルファ版)の購入者のみ入手できた。

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「PICO-8」は、128×128の16色というレトロスタイルのゲームを制作できるツールである。もちろん、ゲーム内サウンドやスプライトも自作可能。プログラミングの知識がなくても簡単に……というわけではないのだが、ほかの開発者が公開しているゲームを「Cartridges」からダウンロードして「PICO-8」に読み込めばコードを改造することができるので、マニュアルを見ながら学ぶというのもありだろう。ゲームファイルは、「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\pico-8\backup」に保存される。各ゲームページのサムネイルをクリックし、ダウンロードしたゲームファイル(.png)を「carts」フォルダに入れると、LOADで読み込むことができる。

増え続けるPICO-8作品

「PICO-8」は、海外のインディーゲーム開発者のあいだでも人気が高まっている。悪魔の六角形『Super Hexagon』を手がけたTerry Cavanagh氏はFPSゲームを制作中。横スクロールアクションが多いなかで一人称視点に挑戦するあたり、さすがといったところ。氏のファンであれば、完成が待ち遠しいだろう。

  音を頼りに暗闇を探索する『Dark Echo』は、2013年4月に開催されたLudum Dare 26で誕生したホラーゲーム。デベロッパーはRAC7。潜水艦のソナーのように足音を活用して周囲の状況を把握するのだが、音を立てれば魔物に自身の存在を知られてしまう。ミニマルでありながら、プレイヤーに焦りを強く感じさせる工夫が見事なゲームである。「PICO-8」で制作されたものはデメイク版。それでも出来は良い。

 

iPhone向けのローグライク「Gesuido」を開発中の三原亮介氏は、書くだけなのに難しすぎる『Shodo』などを制作。フォーラムでは改造して複数カラーに対応させ、『スプラトゥーン』のキャラクターを描いた方も。こういった交流も、「PICO-8」ならではなのかもしれない。

  アクションアドベンチャー『Skytorn』を開発中のNoel Berry氏(『Downwell』などのウェブサイトをデザイン)とMatt Thorson氏(『TowerFall Ascension』など)は、高難度アクション『Celeste』を4日で作りあげた。「PICO-8」の機能の限界ギリギリまで活用しているという。その難しさに驚いてほしい。

 

終わらないリズムゲーム『Planet Quest』のデザイナーArnaud DE BOCK氏は、2人で対戦する戦車ゲーム『Combat』を8時間で制作。ゲームのみならず、「PICO-8」のfanzine(ファン雑誌)にも力を入れている。

 

「PICO-8」は単体で販売されているが、現在も『Voxatron』(19.99ドル)に付属している。差額は5ドル。自身のゲーム制作と、かわいらしいアドベンチャーゲームの両方を楽しむというのもいいだろう。

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