デスクトップ画面で遊ぶサバイバー系アクション『Desktop Survivors 98』発表。「Windows 98」風の要素盛りだくさん、作業の合間に遊べる一次停止機能も用意
インディー開発者のBrandon Hesslau氏は12月14日、ローグライトアクションゲーム『Desktop Survivors 98』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年配信予定。
本作は、『Vampire Survivors』などの流れを汲む、いわゆるサバイバー系のアクションゲームだ。Windows 98をモチーフにしたビジュアルなどが特徴となる。
『Desktop Survivors 98』は、PCのデスクトップ画面上でプレイするサバイバー系アクションゲームだ。正確に言うと、キャラクターやアイテム、UIなどがオーバーレイ表示され、ユーザーのPCの画面を背景としてプレイするかたち。上のトレイラーなどでは、Windows XPの草原壁紙が映っているが、これはゲーム画面ではなく開発者のPCの壁紙ということになる。
そして本作では、Windows 98をモチーフにしたレトロなビジュアルが採用。起動すると画面下にWindows 98風のタスクバーが現れ、スタートボタンをクリックして開いたメニューからゲームを開始したり、各種設定を確認したりできる。また、プレイ中に獲得した武器などは、アプリのアイコン風にタスクバーに並ぶ。各種メッセージが表示されるウィンドウも、もちろんWindows 98風だ。
ゲームプレイの流れとしては、四方八方から迫り来る敵を倒し、経験値を貯めてレベルアップすると、ランダムに複数提示された中からアップグレードを入手できるという、サバイバー系アクションの一般的なスタイルとなる。そして指定時間を耐えすべての敵を倒すと、画面端に現れる扉から次のステージを選択して進む。ショップや宝箱のあるステージも存在するようだ。ちなみにマップ画面は、かつてWindows OSにプリインストールされていたことで知られる『マインスイーパ』風となっている。
プレイヤーキャラクターはマウスカーソルだ。プレイヤーのマウス操作がそのまま動きに反映される。武器はオートで繰り出され、初期武器は小さなカーソルの弾。レベルアップ時には、ファイルを発射するごみ箱や、画面端で跳ね返るCD、水平に飛んでいくワードアートなど、これまたWindows 98風ビジュアルの武器を追加していくことができる。
アップグレードでは武器の追加以外に、各種ステータスの強化も可能だ。また、アップグレードを取得せず、体力回復を選ぶこともできる。敵を倒すと、経験値のほかにお金をドロップすることもあり、一定金額を支払いアップグレード内容をリロールさせる機能も用意されている。
本作にはこのほか、Swordyという名のコンパニオンキャラクターが存在する。OfficeアシスタントのClippyをモチーフにしたキャラクターの模様。Swordyは、起動中には画面右下に常住しており、クリックするとゲームを一時停止し、ゲーム画面を隠してBGMも消してくれる。もう一度クリックすると再開可能だ。PCでの作業の合間に本作を楽しむ際に、役に立ってくれる相棒となるだろう。
『Desktop Survivors 98』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定だ。また、体験版が現在配信中である。