Warner Bros. Interactive Entertainmentは、PC版『Batman: Arkham Knight』向けの暫定パッチを8月にリリースする予定であることを明らかにした。本作のPC版においては、発売直後からさまざまなパフォーマンス問題が報告されており、最終的にはWarner Bros.が発売を一時停止するまでに至っていた。なお今回、PC版がいつ販売を再開するかについては触れられていない。
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暫定パッチで応急処置へ
6月28日にSteamへ投稿されたメッセージでは、Warner Bros.と開発元のRocksteadyがさまざまな問題を認識していると報告されていた。今回の発表によると、その際に暫定パッチで修正するとしてリストアップされていた多数の問題が改善されるという。詳細な修正リストは近日中にも公開される予定である。
- ゲーム終了時に発生していたクラッシュ問題の修正
- 雨のエフェクトやアンビエントオクルージョンが機能しないバグを修正。開発はほかのバグを修正しこの問題を改善できるよう、積極的に調査を続けている
- Steamクライアントを通じてインストール済みのゲームキャッシュを照合した場合、Staemがゲームを再ダウンロードしてしまう問題を修正
- 「BmSystemSettings.ini」ファイルのモーションブラーをオフにした場合、ゲームがクラッシュしてしまうバグを修正。さらなるパッチでグラフィック設定メニューからオンにすることができるようになる
また、以下は6月28日に現在改善中とされていた改善項目のリストだ。
- グラフィック設定メニューにて30fps以上のフレームレートをサポート
- 低解像度テクスチャバグの修正
- 全体的なパフォーマンスとカクつくフレームレートの改善
- グラフィック設定メニューにさらなるオプションを追加
- ハードドライブのストリーミングとカクつきを改善
- ノートゲーミングPCのにおける全画面解像度バグの修正
- システムメモリとVRAM使用率の改善
- NVIDIA SLIバグの修正
- AMD Crossfireへの対応
- NVIDIAとAMDのアップデートドライバ
すでに国内では7月16日にPS4版が発売されているが、PC版を入手するにはもうしばらくの時間が必要となりそうだ。先日には海外メディアKotaku Australiaが、今回の問題に関して小売店EB Gamesのメールを入手したと報じ、9月から11月まで続報は無いとの真偽不明のニュースを伝えていた。