帆船時代を舞台に『FTL』と『Sunless Sea』の良いとこ取り、海洋ストラテジーゲーム『Abandon Ship』発表

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イギリスのインディースタジオFireblade Softwareは11月3日、海洋ストラテジーゲーム『Abandon Ship』を正式発表した。本作はローグライク・ストラテジーゲーム『FTL: Faster Than Light』の戦略性と、海洋アドベンチャーゲーム『Sunless Sea』の探索要素、そして『Assassin’s Creed IV Black Flag』での18世紀の海戦描写を合わせ持ったゲームを目指して開発中だ。

本作の舞台は16世紀から19世紀頃の帆船時代をモチーフにした架空の世界だ。油絵のようなアートスタイルで描かれる本作には熱帯から極寒の地方までさまざまな環境が用意されており、そのマップはプロシージャル技法で自動生成される。またゲーム中には天候の変化が存在しており、ゲームプレイに影響をおよぼすことがある。たとえば雷が船に落ちて火事になることもあれば、嵐による大波に襲われて船員が船から海に投げ出されることもあるという。

プレイヤーは人類滅亡説を唱える一派から世界を救うというメインストーリーを追いつつ、大量に用意されたサイドクエストや偶発的に発生するイベントをこなしていくことになる。クエスト中のプレイヤーの決断によって、のちにプレイヤーを助けてくれる友人を作ることや、逆に妨害してくる敵を作ることもあるようだ。また詳細はまだ明かされていないが、プレイヤーである艦長や所有する船、それに乗り込む船員のカスタマイズ/アップグレード要素も存在するとのこと。

さまざまな環境の海はゲームをプレイするたびに自動生成される
さまざまな環境の海はゲームをプレイするたびに自動生成される

ひとたび航海に出れば頻繁に他の船に遭遇して戦闘に突入することになる。プレイヤーは艦長として砲撃や操舵、船の損傷部分の修理などの指示を船員に出して戦況を有利に運ぶよう努める。艦長は敵艦との間合いを調節することもでき、敵艦に接舷して乗り込むことも可能だ。戦闘中は敵からの攻撃はもちろん、嵐や火事が発生することもあり、また時には海洋生物からの攻撃にも対処しなければならない。戦闘は毎回厳しいものになり、常に敗北と隣り合わせになるよう調整されているという。

本作はプレイヤーである艦長が死んでしまうと、すべてを失って最初からやり直しになるパーマデスを採用している。しかし艦長が生きている限りは再起のチャンスが与えられる。戦闘に敗れて船が沈没してしまったとしても、救命艇で脱出して港までたどり着くことができれば、新たな船を購入して船員を雇い航海を再開することができるのだ。もし救命艇に乗れずひとり海を漂流することになったとしても、状況は非常に厳しいものではあるが望みは残されている。

戦闘中は大嵐や深い霧など自然環境への対応も求められる
戦闘中は大嵐や深い霧など自然環境への対応も求められる

冒頭で書いたように、本作は帆船時代をモチーフにして『FTL: Faster Than Light』と『Sunless Sea』をかけ合わせたようなゲームを目指している。この組み合わせはFireblade Softwareのメンバーが個人的にプレイしてみたいと思っていたものだったが、そのようなゲームが存在しなかったことが本作の開発を始めたきっかけだったそうだ。現時点では具体的なゲームシステムなどは明かされておらず、それらのゲームからの影響をどのように本作に落とし込んでいるのかはっきりしない部分が多い。高い評価を得ているゲームの良いとこ取りがうまく機能するかどうか見ものである。

『Abandon Ship』はWindows向けに2017年内にSteamやGOGなどで発売予定。発売後にはMac/Linux版の発売も検討するとしている。

ちなみに本作に登場する船や船員などの名前はデータベースからランダムに選ばれて付けられる。そして本作の公式ニュースレター申込者の名前はそのデータベースに登録しているとのこと。本作に“出演”してみたいという方は公式サイトの各ページ最下段をチェックみてはいかがだろうか。

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