稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』世界累計出荷本数150万本突破。「アニメ化」決定にあわせて大豊作を報告

 

TOHO animationは3月9日、『天穂のサクナヒメ』のTVアニメ化を発表した。また同発表にあわせて、アニメ公式X(旧Twitter)アカウントにて、同作の全世界累計出荷本数150万本突破が報告。2021年6月の世界累計出荷本数100万本突破から、さらに売上を伸ばしていたようだ。


『天穂のサクナヒメ』は、国内の同人ゲームサークル・えーでるわいすが開発し、2020年11月に発売された和風アクションRPGである。本作の主人公サクナヒメは、豊穣神と武神を親にもつ神の一柱だ。彼女は神の都で両親の財産を食いつぶしていたが、あるきっかけから鬼の支配するヒノエ島へ渡ることになる。島での稲作と、鬼との戦いが描かれていく。

本作には、日本古来の米作りを再現したという稲作シミュレーションが用意されている。四季が移りつく中で、プレイヤーがサクナヒメを操作し、田植えから収穫まで、稲作のすべてをおこなう。また豊穣神でもあるサクナヒメは、稲作の成果によって強く成長する。本作では稲作と探索を繰り返すことで、島を支配する鬼と戦いを繰り広げていくわけだ。

なお本作はSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で4025件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。Steam Scoutの分析結果によれば、本作のレビューは中国語(簡体字)が30.9%、英語が22.3%、韓国語が15.7%、日本語が13.8%、中国語(繁体字)が12.7%となっており、アジア圏を中心に広い言語からレビューが寄せられているようだ。


今回の発表では、そんな本作の全世界累計出荷本数150万本突破が明らかになった。本作の売上としては、2021年6月4日にマーベラスから世界累計出荷本数100万本、6月24日にXSEED Gamesから世界累計販売本数100万本突破が報告されていた。2021年6月時点の100万本突破から、約3年の時を経てさらに50万本の売上を積み上げていたようだ。なお、本作を手がけたえーでるわいすのなる氏は、6月4日の100万本突破発表の際にプレスリリース内にて、当初の目標が3万本だったことを明かしていた。当初の目標の約50倍を達成しているようだ。

またTOHO animationの発表によると、本作のTVアニメが2024年にテレ東系列で放送予定となっている。アニメーションの制作は、P.A.WORKSが担当。声優陣についても明かされており、サクナヒメの声を大空直美さん、ココロワヒメの声を衣川里佳さんが務めるなど、ゲームと同じ声優人が声を担当するようだ。公式サイト内では、えーでるわいすのなる氏およびこいち氏のコメントも公開中。アニメの公式X(旧Twitter)アカウントでは、ティザービジュアルポスターのプレゼントキャンペーンも実施中となっている。


天穂のサクナヒメ』は、PlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売中。同作のTVアニメは、2024年に放送予定だ。