Steamのゲイブ、めちゃくちゃ痩せる。“別人では”とまで疑われるが、実は前からじっくり痩せていた

 

Starfish Neuroscienceは先日、公式サイトを更新。同社の共同設立者であり、Steamを展開するValveを立ち上げたGabe Newell氏の近影などを公開した。大幅減量を経た様子のその姿に、海外を中心とするコミュニティが大きな反応を見せている。

Image Credit: IndustryGamers via Half-Life Wiki


Starfish Neuroscienceは、ヒトの脳と機械をつなぐ「神経インターフェイス(Neural Interfaces)」を手がける企業だ。同社はGabe Newellが共同設立者として携わり、2020年頃より活動している。そしてGabe氏は、Valveの設立者であり、同社やSteamを象徴する存在としてゲーマーコミュニティにおいて広く知られる人物だ。ふくよかな体型も特徴とされており、一部ではアイドル的扱いを受けるほどの人気者である。

Image Credit: Official GDC on flickr


そんなGabe氏が痩せたように見えるとして、海外ゲーマーコミュニティを中心に激しい反応が寄せられている。発端は、Starfish Neuroscienceが先日公開したと見られる、公式サイト内「Our Team」ページだ。同社スタッフが紹介されるなか、共同設立者であるGabe氏の近影も公開されている。その姿が、過去のGabe氏と比較すると歴然といえるほどに痩せた様子なのである。

*今回公開されたGabe氏の近影を引用した投稿


こうしたGabe氏の変化についてWeb上にて多くのゲーマーが反応、海外掲示板RedditのSteamコミュニティ/r/Steamでは、Gabe氏の近影を紹介する投稿に多くの反響が寄せられている。たとえば、「健康が心配だ」との声や、その逆に「減量は健康に好影響だろう」とする意見が交わされている。ふくよかなイメージから一気にかけ離れたGabe氏の姿に、ゲーマー側もどう受け止めてよいのか戸惑っているのだろう。

さらには、「イケメンだ」としてGabe氏を巡り勝手に争う者たちが現れているほか、「本当にGabeだろうか、よく似た別人だと思った」として別人説を唱える者さえいる。X上でもこの近影が紹介され、1100件を超えるシェア数が記録されるなど、Gabe氏の姿がゲーマーたちに与えたインパクトは凄まじいようだ。

Image Credit: Ars Technica


実のところ、Gabe氏も一瞬にして突然痩せたわけではない。ここ数年間、Gabe氏は徐々に減量傾向にあったのである。たとえば、上の写真は約5年前のGDC 2019時点のもの。それまでよりややほっそりとした印象があり、一部ユーザーも痩せた印象があると話題にしていた。

そして、それから約1年後となる2020年のテレビ出演でも減量はさらに進行した様子。そして2023年11月に公開された『Half-Life』の25周年記念ドキュメンタリー映像では、今回の近影とあまり変わらない印象に落ち着いている。この際にも、一部ユーザーは減量を話題にしていた。実のところ同氏は急激に痩せ細ったわけではなく、徐々に今の姿へと移り変わっていっているわけだ。

*2023年11月公開のドキュメンタリー動画におけるGabe氏


今回Gabe氏の姿が大きな注目を集めたのは、ネットミーム画像などでふっくらしたイメージを抱かれがちな同氏が、現在はイメージと違う姿になっていることが一気に認知された結果と思われる。とはいえ、同氏は以前と変わらぬゲーマーからの人気を見せている。痩せているかふっくらしているかは関係なく、Gabe氏だから人気なのだろう。

なお、今回の反響においては、Gabe氏の体型は置いておいてStarfish Neuroscienceの今後の活動に期待を寄せるユーザーの声も見られた。同社についてはGabe氏のほか、ValveにてVRトラッキング技術Lighthouse開発などに携わったAlan Yates氏も参加。神経インターフェイスのゲーム分野への展開なども含めて、今後が注目されそうだ。