サンソフト完全新作コロニーシム&タワーディフェンス『Ark of Charon(アークオブカロン)』発表。歩く巨大世界樹の上に建築して旅をする
サンソフトは3月7日、コロニーシム&タワーディフェンスゲーム『Ark of Charon(アークオブカロン)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年内に配信予定。
『Ark of Charon(アークオブカロン)』は、コロニーシムとタワーディフェンスを融合させた作品だという。本作の世界では、世界樹が失われたことで生命がいなくなってしまったものの、新たな世界樹の苗木が芽吹いている。そこでプレイヤーは世界樹の管理者となり、世界をふたたび命あるものにするため、世界樹の苗木を苗床まで導く旅をする。
世界樹の苗木は超巨大な獣のような姿をしており、自ら歩くことができる。本作のゲームプレイはエリアごとに区切られ、行き先を選択しながら進めていく。そしてプレイヤーは使い魔たちを操り、世界樹の苗木を移動要塞さながらに武装化して旅をするとのこと。というのも、苗床までの道中では危険な魔物たちが世界樹の苗木を襲撃してくるため、撃退しなければならないのだ。
世界樹の苗木の移動要塞化のためには、まずは資源を集める必要がある。エリア滞在中に使い魔たちに指示を出して、地上での採掘や伐採をおこなうのだ。そして、世界樹の苗木の上に各種兵器や建物を建築していく。スペースが限られているため、コアを守りながら、効率的に建築することが大事とのこと。時間や資源、使い魔たちの体力、あるいは建物の重さや強度といった要素も絡んでくる。
また資源収集においては、かつてこの世界に暮らしていた人類のテクノロジーを獲得したり、地下から遺物を発見したりすることで、より強力な兵器や施設を作ることができるという。このほか、建築用の資源だけでなく、使い魔たちの空腹を満たすための食料の確保も重要となる。そうして準備が整ったら移動を開始し、襲いくる魔物たちと戦うのだ。
本作を手がけるサンソフトというと、1970年代からさまざまなゲームを世に送り出してきた、サン電子による老舗ゲームブランド。昨年8月からふたたび活動を活発化させ、これまでに『いっき団結』や『トリップワールドDX』などが発売されたほか、先日には『へべれけ2』が発売された。同ブランドがもつIPの新作が次々投入されている。一方で本作『Ark of Charon』は、新規IPとして展開されることとなる。
サンソフトの部長・越知雄一氏によると、これからのサンソフトを作るにあたっては、レトロIPも重要ではあるが、未来に向かって新しいものを作りたいという思いがあったという。また、良いパートナーと今までにないものを作りたいと考えたそうで、開発には『モンスターハンターNow』などに開発協力しているアングー株式会社が参加。アングー代表の中川裕史氏によると、本作は「決して大きな規模のゲームではないのですが、可愛くて癖のあるキャラクターたちが活躍する魅力的で面白いゲームが出来上がりました」とのことである。
『Ark of Charon(アークオブカロン)』は、PC(Steam)向けに2024年内に配信予定だ。