最大3人協力デッキ構築ローグライク『HELLCARD』Steamで正式リリースされ人が集まる。個性あふれるクラスで連携、魔物うごめくダンジョンを探索

 

パブリッシャーのSkystone GamesとSurefire.Gamesは2月2日、Thing Trunkが手がける『HELLCARD』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。現在セールがおこなわれており、2月9日まで21%オフとなる税込1619円で購入可能だ。正式リリースにともなっておこなわれたアップデートでは、新たなクラスなどが追加されている。


『HELLCARD』はローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームだ。最大3人の協力プレイに対応している。本作は、2018年にリリースされたハクスラRPG『Book of Demons』のスピンオフ作品である。舞台となるのは、ペーパークラフトのようなスタイルで描かれたダークファンタジーの世界。プレイヤーはモンスターうごめくダンジョンを降りていき、最奥に潜むArchdemonの討伐を目指す。

ゲームプレイでは、カードを使用してフロアのモンスターを全滅させ、デッキを強化しつつ先に進んでいくことになる。ソロでプレイすることも可能だが、AI操作あるいはマルチプレイにより、最大3人で協力して遊ぶことができる。協力プレイ時には、担当領域が色分けされたかたちの画面にて戦闘をおこない、自分の担当領域を中心に見つつ連携して戦うことになる。

プレイ可能なクラスはWarrior・Rogue・Mageが存在しており、それぞれ使用可能なカードなどが異なる。本作にはモンスターたちに距離と位置の概念が存在しており、カードによって効果を及ぼす範囲が変わってくる。クラスやモンスターの種類によって得意な交戦距離が違うため、互いの弱点をカバーしつつのプレイが重要となる。


本作は2023年2月に早期アクセス配信が開始された。もともとは先述の『Book of Demons』の新たなゲームモードとして実装される予定だったが、作品の規模が大きくなりすぎてしまったため単独のスピンオフ作品としてリリースすることになったという。そんな本作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約1500件中84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。協力して遊べ、共闘感を味わえるデッキ構築型ゲームとして好評を得た。

そうして評価されてきた本作が、2月2日に晴れて正式リリースとなった。正式リリースにともなっておこなわれたアップデートでは、四つ目のクラスとなるTinkererが追加されている。科学の力を信じているTinkererは、火薬や電気などを駆使した戦闘をおこなう。ゲーム序盤はあまり強力ではないが、ビルドが仕上がるゲーム後半で力を発揮するという。また新クラス導入にともない、Tinkerer用の101種の新カードや8種のアーティファクトなどが追加されている。そのほか、Endless Modeのシステムの調整やバグの修正などもおこなわれている。


なお本作の開発元はSteam公式ニュースにて、バージョン1.0は今後の開発の土台であり、これからもコンテンツを追加していく予定と伝えている。正式リリースを受けて本作の同時接続プレイヤー数も増加しており、SteamDBによるとこれまで200人程度で推移していたところを1200人前後まで数字を伸ばしている。正式リリースで勢いづいた本作のさらなる盛り上がりが期待される。

『HELLCARD』はPC(Steam)向けに配信中だ。現在セールがおこなわれており、2月9日まで21%オフとなる税込1619円で購入可能だ。