母子ゾンビサバイバル『Undying(アンダイイング)』“正式リリース寸前”で12月7日に延期へ。大作との激突回避などに言及

 

パブリッシャーのSkystone Gamesは10月14日、Vanimalsが手がけるゾンビサバイバルゲーム『アンダイイング』の正式リリースを、今月17日、すなわち本稿執筆時点での明日から12月7日に延期すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch。またBeep Japanによるパブリッシングで、日本語版が2024年春にリリースされることも告知されている。

『アンダイイング』はゾンビがはびこる世界で生き残ることを目標とするサバイバルゲームだ。主人公となるのはひとりの息子をもつ母親、アンリン。彼女はゾンビに噛まれてしまったため、ゾンビに変異するまでの時間の中で息子のコーディを守り、自分がいなくなった後でも生きていけるように、サバイバルのさまざまなスキルを教えていくことになる。プレイヤーはアンリンを操作し、ゾンビ化までの時間を遅らせつつ、親子ふたりでサバイバル生活をすることになる。

本作は今年9月には、10月17日に正式リリースされることが告知されていた(関連記事)。しかし、このたび発売寸前にして、12月7日へとリリースが延期されることが発表された。延期の理由について開発元は、予定していた日程に合わせることが難しくなったためと説明している。新たなスケジュールのもと、発売までの期間に、ゲームプレイのブラッシュアップや、ローカライズの改善などをおこなうとしている。また延期にともなって、アンリンの着せ替え衣装などといった追加コンテンツの実装も検討されているようだ。

そしてもうひとつの理由としては、“最近あった発表”について考慮した結果だとしている。これは、本来の正式リリース予定日であった10月17日に、『ディアブロ4』のSteam版発表、およびシーズン2の開幕が重なったことを指していると思われる(関連記事)。『アンダイイング』公式Xアカウントでは、本作発売延期の告知とともに『ディアブロ』の公式アカウントに対してメンションを飛ばしており、大作ゲームとのリリース時期の被りを意識しているようだ。

ほかにも10月17日には『ソニックスーパースターズ』、10月20日には『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』が発売予定であるなど、ビッグタイトルのローンチが集中している。大型タイトルに埋もれるようであるなら、あと数週間ほど正式リリースを遅らせたほうがよい、という開発陣の判断もあったのだろう。

なお本作は正式リリースに際してアップデートが実施される予定となっている。そのうちのひとつがゲームの長さだ。現状ではゲーム内日数で30日間がリミットのところ、正式リリースアップデート後は60日間が上限になる。また、サイドクエストの拡張やマップの追加も予定されている。

『Undying(アンダイイング)』は12月7日にPC(Steam/Epic Gamesストア)/ Nintendo Switch向けに正式リリース予定。日本語版は2024年春にリリース予定だ。