最大3人協力デッキ構築ローグライク『HELLCARD』アプデでついに日本語対応。高評価連携カードバトルを日本語で遊べるように

 

パブリッシャーのSkystone GamesとSurefire.Gamesは3月7日、Thing Trunkが手がける『HELLCARD』に向けてアップデート「Version 1.0.240305」を配信開始した。今回のアップデートにて本作は日本語表示に対応を果たしている。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)。


『HELLCARD』はローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームだ。最大3人の協力プレイに対応している。本作は、2018年にリリースされたハクスラRPG『Book of Demons』のスピンオフ作品である。舞台となるのは、ペーパークラフトのようなスタイルで描かれたダークファンタジーの世界。プレイヤーはモンスターうごめくダンジョンを降りていき、最奥に潜むArchdemonの討伐を目指す。

ゲームプレイでは、AI操作の仲間あるいはマルチプレイによって、最大3人でパーティを組んで戦う。担当領域が色分けされたかたちの画面にて戦闘をおこない、自分の担当領域を中心に見つつ連携して戦うことになる。カードを使用してフロアのモンスターを全滅させ、デッキを強化しつつ先に進むのだ。プレイ可能なクラスはWarrior/Rogue/Mage/Tinkererが存在しており、クラスごとに使用可能なカードが異なっている。それぞれのクラスは得意な交戦距離などが違うため、互いの弱点をカバーしつつのプレイが重要となる。

本作は2023年2月に早期アクセス配信が開始され、今年2月に正式リリースされた。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約1800件中84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。デッキ構築型ローグライクゲームとして協力プレイが可能で共闘感を味わえる特徴が好評を得ており、連携が重要となるゲームシステムの評価も上々のようだ。

 


そんな本作に向けて最新アップデート「Version 1.0.240305」が配信開始された。本アップデートにて本作は日本語表示への対応を果たしている。またCo-opモードにおいて、プレイを始めた後でもほかのプレイヤーが合流できるようになる設定が追加されたほか、戦闘中にキーボードの数字キーを入力することでカードを選べるようになった。日本語対応のほかにも、全体的に遊びやすさを向上させるアップデートとなっている。

ちなみに2023年4月にはSteamの本作公式掲示板にて、ユーザーからの要望に応えるかたちで開発元が日本語への対応予定に言及。その際は、将来的には確実に日本語に対応する予定だが、早期アクセス配信中はゲーム内容の変更が頻繁になりすぎるため、有志の協力がなければ対応が難しいとの旨が語られていた。そして先述のとおり今年2月に早期アクセスを終え正式リリース。そこから1か月ほどで、日本語に対応されることとなった。開発元はコミュニティ翻訳者のDumpty氏に感謝の言葉を述べており、有志の協力もあって素早い日本語対応が実現したようである。

また開発元は本作のロードマップを公開して新たなカードやクラスの追加などの予定を明らかにし、正式リリース後も本作の開発を続ける姿勢をみせている。正式リリースして日本語にも対応した本作の、2024年の新たな展開も注目されるところだ。

『HELLCARD』はPC(Steam)向けに配信中だ。