「8番出口ライク」いじめ発見ゲーム『8組教室』無料で配信開始。異次元と化した学校、いじめを見つけて先生に示す

 

同人サークルPLASTICLABELは1月21日、『8組教室』を配信開始した。対応プラットフォームはPCで、フリーゲーム夢現にて無料配信されている。インフルエンサーのロッズ氏が紹介している。


『8組教室』はアドベンチャーゲームだ。『8番出口』を参考に「8番出口ライク」なゲームとして制作されたという。舞台となるのは「いじめの神様」によって、先生や生徒たちが異次元に閉じ込められた学校。プレイヤーは教室内を確認し、いじめがなければ廊下をそのまま進み、いじめが発生していれば来た道を戻ることになる。プレイヤーが来た道を戻ることを目印に、廊下に立つ先生がいじめに対処をおこなってくれる流れだ。そうしてプレイヤーは異次元から脱出すべく、教室内のいじめを確認しながら0番教室から8番教室を目指す。

教室内にはお菓子を食べたり、花を眺めたりとさまざまな生徒が存在。いじめが発生した場合、このうちの誰かが嫌がらせを受けることになる。普段と様子の違う生徒がいないかを探し、進む方向を決めるのだ。

なお本作にはセーブ機能が用意されている。廊下にいる「くらげ」と会話することで、進行状況をセーブ可能だ。いじめの確認をミスして進行方向を間違えると0番教室からやり直しとなるため、スムーズにクリアしたい場合はセーブ機能も活用するといいかもしれない。エンディングは1種類で、ボリュームとしてはプレイ時間約10分が想定されている。


本作を手がけるのは開発者のくらげみお氏率いる同人サークルPLASTICLABEL。エンドクレジットを見るに、本作はエンディングテーマを月乃氏およびぼぼぼ氏が担当しており、そのほかはすべてくらげみお氏が手がけているそうだ。PLASTICLABELではこれまでにもいじめをテーマとする作品を複数展開。いじめっ子への復讐をテーマとする作風が特徴となっていた。

本作『8組教室』でもいじめをテーマに据えつつ、本作ではいじめが先生や生徒によって放置される状況を問題提起するメッセージが込められているようだ。『8番出口』のゲームシステムを参考にした新作として、同サークルの過去作とは違った切り口でいじめ問題が描かれているかたちだ。


『8組教室』はPC向けに、フリーゲーム夢現にて無料配信されている。

【UPDATE 2024/1/23 11:51】
開発者の制作意図がより明確に伝わるよう、記事の見出しおよび本文を調整