任天堂がイベント「Nintendo Live 2024 TOKYO」を開催中止へ。「スプラトゥーン甲子園 2023」も延期、理由はスタッフ観客巻き込む脅迫行為

 

任天堂は12月7日、『スプラトゥーン3』の公式全国大会「スプラトゥーン甲子園 2023」の全国決勝大会を開催延期すると発表した。また、任天堂主催イベント「Nintendo Live 2024 TOKYO」については開催を中止するとのこと。背景には、任天堂やイベントの観客・スタッフに向けた脅迫行為があるそうだ。

「スプラトゥーン甲子園 2023」は、『スプラトゥーン3』の公式全国大会だ。今春より予選が開幕し、12月16日・17日には全国決勝大会が東京都大田区総合体育館にて開催予定となっていた。しかし、今回の発表によれば同決勝大会は延期が決定されたとのこと。延期後の日程については、後日公式より発表される予定。

開催延期の理由については、同イベント公式サイトにて脅迫行為が背景にあると説明されている。任天堂社員および関係者を標的とした脅迫行為が執拗におこなわれており、直近においては全国決勝大会の観客やスタッフも対象となっていたという。そのため、観客の安全を最優先に考えて延期に踏み切ったとのこと。


そして、2024年1月20日・21日に開催予定だった任天堂主催イベント「Nintendo Live 2024 TOKYO」については開催中止となった。こちらも、「お客様の安全を十分に確保できないとの判断に至った」ため、中止に踏み切ったそうだ。こちらについても、脅迫行為の影響があったのだろう。なお、同イベントの中止に伴い、以下の大会イベントについて延期となるとのこと。

「スプラトゥーン3 ワールドチャンピオンシップ 2024」
「マリオカート8 デラックス オンラインチャレンジ 決勝ステージ」
「マリオカート8 デラックス ワールドチャンピオンシップ 2024」

各イベントの延期後の日程などについては、決定後に改めて公式ホームページおよび、X(旧Twitter)アカウントから告知される。なお、任天堂への脅迫行為としては、今年2月にも同社の役員を対象に脅迫文を送るなどした人物が逮捕されていた(関連記事)。