『ソニックフロンティア』最新アプデで“ムズすぎ追加コンテンツ”へのテコ入れいろいろ実施。ヒリつきはそのままに、エンジョイ難易度向けに配慮

セガは12月7日、『ソニックフロンティア』の最新アップデートパッチver.1.41の配信を開始した。本アップデートは、無料大型アップデート第3弾の難易度調整がおもな内容となっている。

セガは12月7日、『ソニックフロンティア』の最新アップデートパッチver.1.41の配信を開始した。本アップデートは、無料大型アップデート第3弾の難易度調整がおもな内容となっている。

『ソニックフロンティア』は、ソニックが超音速アクションを繰り広げるアクションアドベンチャーゲームだ。3Dの『ソニック』シリーズとしては最新作である。対応プラットフォームは、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。本作の舞台となるスターフォール諸島は、遊べるワールドマップ「オープンゾーン」を採用。古代文明の謎に満ちた島々には、不気味な敵とのバトルや謎解き、電脳空間への挑戦など、さまざまな遊びの要素が詰め込まれている。

本日配信を開始した最新アップデートパッチver.1.41は、9月29日に配信された本作の無料大型アップデート第3弾「超・完全決戦」の調整が中心である。本アップデートパッチの大きな変更点は、難易度「エンジョイ」におけるバランスの見直しである。

本作の難易度の一つであるエンジョイは、ゲーム中でもっとも簡単な難易度だ。難易度をエンジョイにすることで、敵からのダメージが低下するほか、オープンゾーンでジャンプアクションが必要となる箇所に、サポートとなるギミックが設置されるなど、あらゆる面でゲームの進行が楽になる。

しかしながら、無料大型アップデート第3弾においては、それでも難しいという声が多かったのか、難易度をエンジョイにした場合におけるさまざまな点に調整が施されたかたちだ。まずは、5つの試練の塔に、エンジョイ向けの新規レベルデザインが追加された。5つの試練の塔は、試練に挑むため、ソニックを操作して天高くそびえる塔の頂上を目指すというもの。狭い足場をうまく登っていく必要があり、踏み外してリカバリーに失敗した場合は地上からやり直しとなってしまう。今回のアップデートによって、試練の塔が登りやすく作り変えられている。


さらに、試練の塔を登った先に待ち受ける試練についても、デフォルト難易度とソニックの攻撃力レベルに調整が施された。待ち受ける試練は、ソニックで敵を制限時間内に倒すというものである。しかし、これまで強化してきたソニックの状態が適用されず、一定の能力値のソニックで挑まなければならない。難易度をエンジョイにして挑んだとしても、アクションが苦手な人には厳しいものと思われる内容だった。今回のアップデートによってソニックの攻撃力がアップし、試練を突破しやすくなったことだろう。また、「超・完全決戦」の中でも屈指の難しさを誇った教官王の試練も、戦う敵の体力とソニックが所持できる最大リング数を調整するかたちで難易度が緩和された。

以上が、難易度エンジョイにおけるバランスが見直された部分となっている。これらの調整で、クリアできなかった人でも新たなエンディングを見ることができるだろう。ほかにも、「超・完全決戦」でプレイアブルキャラクターとなったエミー、ナックルズ、テイルスの操作性と、レベルアップした際のステータスが見直されている。こちらもプレイヤーにとって優位な調整であるので、ゲームを進めやすくなったことだろう。


ちなみに、無料大型アップデート第3弾「超・完全決戦」の難しさについては、SNSを中心に話題になっていた。海外掲示板Redditにおいても、DLCの難易度について議論が巻き起こっている。簡単すぎた本編に対して、DLCで難しくなったこと喜ぶ声もあるものの、試練の塔や教官王の試練の難易度について言及する人が多く見られていた。最新アップデートパッチver.1.41は、そういった声に応えるものとなったわけである。なお、「チャレンジ」以上の難易度は調整されていないため、難しさを求める人はそちらのプレイをおすすめしたい。

無料大型アップデート第3弾「超・完全決戦」は、『ソニックフロンティア』の総決算ともいえる、本作を締めくくる物語となっている。難しすぎてクリアできなかったという人は、今回のアップデートを機に再度挑戦してみるといいだろう。

『ソニックフロンティア』は、PC(Steam)および、PS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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