大腸内視鏡検査ホラーゲーム『Revenge Of The Colon』発表。体の異変を訴える患者を内視鏡で検査、腸内の奥深くに潜む恐怖に迫る

 

デベロッパーのLilou Studioは12月4日、大腸内視鏡検査ホラーゲーム『Revenge Of The Colon』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、12月23日配信予定。ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。


『Revenge Of The Colon』は、大腸内視鏡検査をテーマにしたホラーゲームだ。本作では胃腸科医として、患者を診察・治療することとなる。主人公の胃腸科医は、これまであらゆる症例に対処してきた実績をもつ、業界における高名な人物だという。本作は物語主導の作品となり、全5章で構成。あわせて5人の患者を診る、主人公のとある1週間が描かれる。

各章では、大腸(結腸)に問題を抱える患者の話を聞き、そして内視鏡にて検査・治療をおこなう流れとなる。ゲームプレイでは、内視鏡の動きを捉える視点にて腸内を進み、患者の将来の健康を確保するために、発見したすべての病気を特定し治療する必要があるという。内視鏡にはさまざまな専門医療機器が用意され、腸内で発見したものをスキャンして内容を特定したり、切除したりレーザーで焼いたりなどできるようだ。


発見した異物をスキャンすると、適切な治療方法も案内してくれる。登場する患者のなかには、食べ物でないものを摂取する摂食障害の人もおり、画鋲や釘を発見できることも。たとえば画鋲が腸壁に刺さっていれば、注意深く引き抜き、出血を治療するという流れとなるようだ。トレイラーでは、何らかの生き物に出会う様子もみられる。

また、本作はマルチエンディングが採用され、どのようにプレイするかによってエンディングが変化するという。本作にて描かれる主人公の1週間は、いつもと変わらない仕事として始まるが、やがて奇妙な異変を訴える患者が現れ、治療をするなかで悪夢のようなものに遭遇。そして、この1週間が主人公にとっての“最後の週”になるとのこと。


本作の開発元Lilou Studioはスイスに拠点を置くスタジオで、これまでにアクアリウム・シミュレーションゲーム『FISHERY』を手がけている。現在早期アクセス配信中の同作では、水槽内の魚や環境がリアルなビジュアルで表現されているが、『Revenge Of The Colon』においては、初代PlayStation当時のゲームを思わせるレトロな3Dグラフィックが採用。腸内のビジュアル表現のリアルさは抑えられているものの、独特の圧迫感のある雰囲気やホラー演出に活かされている。

『Revenge Of The Colon』は、PC(Steam)向けに12月23日配信予定だ。



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