ダンゴムシ冒険アクション『Isopod』発表。ハイスピードダンゴムシが大自然を転がり跳ねる

Sbug Gamesは11月9日、『Isopod』を発表した。ダンゴムシとなってプレイする3Dアクション・アドベンチャーゲームだ。

デベロッパーのSbug Gamesは11月9日、アクション・アドベンチャーゲーム『Isopod』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定のようだ。


『Isopod』は、ダンゴムシとなってプレイする3Dアクション・アドベンチャーゲームだ。開発元Sbug Gamesは、蜘蛛を主人公とするアクションゲーム『Webbed』を2021年にリリースしており、本作『Isopod』はそのスピンオフ作品。同スタジオの地元でもあるオーストラリアの自然をモチーフにした、同じ世界を舞台にするとのこと。

本作の自然世界では蟻のヒアリが幅を利かせており、主人公のダンゴムシがそれに立ち向かい、土地を取り戻すということが大きな目標となる。ダンゴムシとなったプレイヤーは、さまざまな環境のステージを冒険。ダンゴムシらしく丸まることができ、転がったりバウンドしたりと、スピード感あるアクションを楽しめるようだ。丸まって勢いよく転がると、水切りのように水面を跳ねて進むこともできる模様である。

敵となるヒアリに対しても、丸まってからの突進が有効だ。身体を振り回して攻撃することも可能。また敵はヒアリ以外にも登場するようで、トレイラーでは火炎放射器のようなものをもつ巨大な昆虫が確認できる。こちらは倒すことはできないのか、転がって一気に駆け抜けてやり過ごしている。

 


ステージ探索においては、歩いたり転がったりして進む以外に、キノコをジャンプ台代わりに使って高所へと飛んだり、マグネットドライブと呼ばれるアクションを利用したりできる。マグネットドライブは、いわゆるグラップリングフックのようなアクションのことで、ダンゴムシが背中に磁石を付けていると、ステージ各所に配置された金属のアイテムを支点にスイング可能だ。これを上手く駆使して進まなければならないエリアも存在する模様である。

ゲームを進めるなかでは、ほかの虫たちと出会い仲間にできるという。上述したマグネットドライブの磁石は、その過程で入手できるのかもしれない。『Webbed』の主人公らしき蜘蛛も、“魔法使い”として登場するとのこと。このほか詳細は不明ながら、土壌から重金属を取り除いたり、パイプラインを爆破したりといった要素も用意されるそうで、人間世界との関わりもゲームプレイに取り込まれるようだ。


先述した『Webbed』は蜘蛛を主人公とし、蜘蛛の糸を使ったグラップリングフックアクションや、自由に蜘蛛の糸を張れるシステムが特徴。Steamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約1万件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど大きな人気を得た。そしてスピンオフとなる本作『Isopod』では2Dから3Dへと移行しながら、ふたたび小さな虫目線での世界が描かれることとなった。

『Isopod』はPC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。また、『Webbed』は現在PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/Xbox One向けに配信中である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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