『アーマード・コア6』は「国内販売本数70万本超」のヒット。フロム・ソフトウェアが『エルデンリング』に続きKADOKAWA業績牽引

 

KADOKAWAグループは11月2日、2024年3月期 第2四半期決算資料を公開。そのなかで『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コア6)』が日本国内で70万本を売り上げる大ヒットとなったことが明かされている。


『アーマード・コア6』は、メカカスタマイズアクションゲーム『アーマード・コア』シリーズの最新作だ。本作の舞台は、辺境の開発惑星ルビコン。本作においてプレイヤーは、ハンドラー・ウォルターなる人物に導かれ独立傭兵となった強化人間「621」として戦闘メカ「アーマード・コア(AC)」に乗り、エネルギー資源コーラルを巡る戦いに身を投じていくことになる。約10年ぶりとなるシリーズ新作として、期待度高まるなか今年8月25日に発売された。

そんな本作はセールス面で大きな成功を成功を収めていたという。KADOKAWAグループが11月2日に公開した決算資料によれば、発売直後にさっそく国内販売本数70万本超の大ヒットとなったそうだ。こちらは2024年3月期 第2四半期の実績として9月いっぱいまでのデータで計上されていると見られる。そしてワールドワイドの販売本数も加味すれば、売り上げの全容はさらに大きな数字となるだろう(資料PDF)。


KADOKAWAグループは資料のなかで、昨年2月に発売された『エルデンリング』にも言及。累計期間では同作の大きな貢献もあり前期比で減収したとしつつ、第2四半期(7-9月)では『アーマード・コア6』の好調なスタートにより増収したとしている。また、下期においても『アーマード・コア6』は販売伸長が期待されているとのこと。グループとして、フロム・ソフトウェアの同作リリースが同四半期全体の業績を牽引したと考えているようだ。

なお、『エルデンリング』は発売から約2週間半の時点で、世界累計出荷本数は1200万本、国内累計出荷本数100万本のモンスターヒットであった(関連記事)。そうした数字を踏まえても、発売から1か月強で国内売り上げ70万本を突破した『アーマード・コア6』も非常に高水準。フロム・ソフトウェアの快進撃を感じさせるデータとなっているだろう。また、同作は本稿執筆現在約4万3000件のSteamユーザーレビューを集め、うち89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。グローバル売り上げも含めた数字の公開や、今後の伸長にも期待したい。


なお、今回の決算資料では、『エルデンリング』はDLCについても開発順調としてちらりと言及されていた。そちらもフロム・ソフトウェアのKADOKAWAグループ牽引の動力となるだろう。『アーマード・コア6』が今後さらなる展開を見せてくれるかどうかにも、注目したい。

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コア6)』はPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。

エルデンリング』DLC「Shadow of the Erdtree」は現在開発中で、発売時期は未定だ。