『Bloodborne』非公式二次創作レース『Bloodborne Kart』来年1月31日リリースへ。「啓蒙」を奪い合うバトルモード収録

 

個人開発者のLilith Walther氏は11月1日、『Bloodborne Kart』を現地時間2024年1月31日にリリースすることを発表した。対応プラットフォームはPC(itch.io)。

『Bloodborne Kart』は、フロム・ソフトウェアのアクションRPG『Bloodborne』の非公式二次創作レースゲームだ。本作では狩人やNPCらなど『Bloodborne』のキャラクターたちが計12人登場。彼らを操作してバイクやカートを乗りこなし、原作を基にデザインされた16種のコースマップを舞台に白熱レースを繰り広げるのだ。レースは3ラップ制で、武器やアイテムなどを駆使しつついち早くコースを3周することを目指す内容となるようだ。なお本作にはシングルプレイキャンペーンモードや、画面分割で遊べるローカルマルチプレイが用意されている。


また本作にはVSバトルモードも存在している。RedとBlue陣営に分かれてミニゲームをおこない、獲得したポイントで競い合う内容となるようだ。トレイラーではマップに散らばっているInsight(啓蒙)を奪い合ったり、カートに乗りながら銃撃戦を繰り広げたりしている様子が見られる。さらに本作にはボス戦が用意されており、ガスコイン神父などと戦うこともできる。ボス戦の際には、画面下部にボスのHPゲージが表示。カートに乗りながら、武器などを駆使してボスのHPを減らすことを目指す内容となるようだ。


本作を手がけるのは、個人開発者のLilith Walther氏を中心とするFAN SOFTWARE。同氏は過去に『Bloodborne』の非公式初代プレイステーション風“デメイク”である『Bloodborne PSX』などを手がけた人物だ(関連記事)。本作『Bloodborne Kart』は、同作のアセット再利用も交えつつ開発されているとのこと。なお、陰惨な『Bloodborne』の世界観でレースを繰り広げるという奇妙なアイデアは、 もともとファンの間でのネットミームとして2017年頃より存在していた。上述のデメイクを開発していたLilith氏が、そのネットミームをエイプリルフールネタとして一部再現。それが発展し、2022年3月に『Bloodborne Kart』のプレイアブルなゲーム化が発表された経緯がある(関連記事)。以降、開発進捗が参戦キャラの発表動画などというかたちで報告されてきた。そして1年ほどの開発期間、およびミームの発生から約6年を経て、『Bloodborne Kart』のリリースの目途がたったかたちだ。

『Bloodborne Kart』は二次創作作品ゆえに無料公開される見込み。PC(itch.io)向けに現地時間2024年1月31日にリリース予定だ。