カプコン「新作ミリオンセラー級タイトルを来年3月末までに発売する」と示唆。決算発表にてしれっと明かされる

 

カプコンは10月26日、2024年3月期 第2四半期 決算発表を実施。その中で、同期下期、すなわち来年3月末までに「現在未発表の大型タイトル」をリリースすることが明らかにされている。また、そのタイトルは大きく販売本数を伸ばすであろう、ミリオンセラー級のタイトルであることが示唆されている。


カプコンは今回の決算発表において、2024年3月期上期の連結業績として、前年比で全体的な増収増益を報告している。『ストリートファイター6』は247万本を、『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』は142万本を売り上げたとしており、そうしたタイトルの好調が増収増益に繋がったのだろう。

そして注目したいのが、カンファレンスコールの質疑応答におけるカプコン側の回答だ。とある株主は「通期新作タイトル販売計画の達成に向けた施策」について質問。するとカプコン側は「現在未発表の大型タイトルの投入」を施策として明かしたのだ。


さらに続いて、「通期のCS販売計画4500万本の達成の見通し」についての質問が投げかけられた。するとカプコン側は上期にリリースしたタイトルの拡販ともに、「下期(2024年3月末まで)に大型新作の投入を予定している」と回答した。

カプコンは、今回の決算資料において「当第2四半期連結累計期間におけるデジタルコンテンツ事業の販売本数は2260万本」と報告している。要約すると、カプコンは2240万本のギャップを埋める「ミリオンセラー級の未発表大型新作」を来年3月末までにリリースする予定と推察できるわけだ。

こうした回答を見て、多くのユーザーが想起するのは『モンスターハンター』シリーズの新展開だろう。同シリーズは2024年3月には20周年を迎え、現在特設サイトも開設されている。また、今回の質疑応答においては、現在配信中のモバイル向けゲーム『モンスターハンターNow』について「主な目標は『モンスターハンター』ブランドの認知度向上」と強調されている。

とはいえ、何が出るのかは不明。そしてあくまで予定なので、延期される可能性もある。このように期待をそそる材料は揃っているものの、実際にどのような新作タイトルが展開されるかは、発表を待つほかないだろう。





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