和風スチームパンク乙女ゲーム『泡沫のユークロニア』Nintendo Switch向けに来年4月11日発売へ。フルボイスとLive2Dで描かれる理想郷の真実

 

株式会社ブロッコリーは10月12日、新作ADV『泡沫のユークロニア』の発売日を2024年4月11日と発表した。同作はティズクリエイション株式会社との協同ブランド「LicoBiTs」の第一弾として発売される。対応プラットフォームはNintendo Switchで、通常版・ダウンロード版が8580円、限定版である凍玻璃エディションが1万2100円(いずれも税込み)。

『泡沫のユークロニア』は、恋愛要素を含むテキストアドベンチャーだ。舞台はからくり仕掛けの空中都市「凍玻璃(いてはり)」。都市ではあらゆる場所で蒸気機関が活用され、現御神(あきつみかみ)を名乗る為政者のもと、犯罪のない平和な社会が実現しているとされている。主人公は、城下町で不自由なく育った貴族の娘の雛菊(名称変更可能)。外の世界に興味をもった彼女は、さまざまな人々と出会い、時には恋愛しながらも、凍玻璃の真実に迫る事件に巻き込まれてゆく。

 


発表されている恋愛対象は、身分も性格も異なる5人の青年。ストーリーは彼ら全員と出会う共通ルートから始まり、その後に個別ルートへと分岐する形で進行。個別ルートでは、それぞれの素顔・生き方に触れることができるという。主人公の取る選択肢によっては、物語の結末も変化。慎重に選択肢を選ぶ必要がありそうだ。

ゲーム本編は主人公以外フルボイスで、台詞を余すことなく喋ってくれるそうだ。さらに、キャラクターの立ち絵にはLive2Dが使われるという。リアルタイムでキャラクターが動き、表情豊かに振る舞うことがアピールされている。

 


『泡沫のユークロニア』はブロッコリーとティズクリエイションによる新ブランド「LicoBiTs」の第一弾となる。ティズクリエイションは、元デザインファクトリー所属のクリエイターが2022年に創設した会社だ。デザインファクトリーはアイデアファクトリーと共同設立した乙女ゲーブランド「オトメイト」にて、『薄桜鬼』シリーズなどの人気作を制作してきたことでも知られている。

『泡沫のユークロニア』の制作陣には、ディレクターとして高村旭氏が参加。キャラクターデザインにイラストレーターのRiRi氏、シナリオ制作にかずら林檎氏と、デザインファクトリー作品に携わってきたクリエイターが集結。新たにティズクリエイションから打ち出されるブランド第一弾作品として力の入れようがうかがえる。


『泡沫のユークロニア』は2024年4月11日に、Nintendo Switch向けに発売予定。通常版・ダウンロード版のほか、限定冊子などが付属する凍玻璃エディションが発売される。店舗別特典も存在するため、詳しくは公式ページの特典情報を確認されたい。また本日の21時から、公式YouTubeチャンネルにて初公開情報を含む特番がプレミア公開されるため、興味のある人はチェックしておくといいだろう。