日本の田舎ドライブゲーム『Japanese Drift Master』デモ版リリースで「田舎再現度の高さ」が注目浴びる。見慣れた(?)町並みを爆走ドリフト

 

Gaming Factoryは10月10日、『Japanese Drift Master』のデモ版を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、デモ版は2024年1月末まで公開予定。日本語表示にも対応している。

『Japanese Drift Master』は、オープンワールドレースゲームだ。開発はポーランドに拠点を置くデベロッパー/パブリッシャーのGaming Factoryが手がけている。本作の舞台となるのは日本で、ハイカマ湖なる架空の湖のほとりの田舎町。プレイヤーは日本を訪れた主人公として、レースシーンで名を上げることを目指す。曲がりくねった峠道など、変化に富んだ道路をドリフトしながら駆け巡るのだ。操作はキーボード・マウス、コントローラのほかハンドルコントローラー「Thrustmaster T500 RS」および「Logitech G920」にも対応しているとのこと。

本作には貯めたお金で新車を購入したり、チューニングショップで愛車を自分好みに仕上げたりといった要素を用意。また昼夜のサイクルや天候の変化のほか、いわゆるアザーカー(NPC車両)による交通といった要素も採用されている。レースだけでなく、オープンワールドのドライブも楽しめるだろう。


本作に向けて10月10日、デモ版が配信開始された。デモ版ではハイカマ湖周辺の道路でプレイ可能。ドリフトチャレンジやタイムアタックなどが用意されている。体験版の要素は製品版のほんの一部だそうで、全体マップではハイカマ湖周辺以外にも広大なマップが開発中であることが確認できる。

また運転中の視点には三人称視点のほか、ボンネット/バンパー視点、運転席視点も用意。運転席視点ではギアチェンジの際にシフトレバーを動かすアニメーションが用意されており、丁寧な作り込みが見られる。

 


本作デモ版はSteamにて最大同時接続プレイヤー数2105人を記録する好調ぶりを見せている(SteamDB)。日本の田舎町を上手く再現している点などからSNS上でも注目を集めている。ファミレスやガソリンスタンド、ホテルなどが立ち並ぶ“田舎らしい”建物のチョイスなども日本らしさを高めている要素だろう。なお運転中にはウィンカーを出したり、ワイパーを動かしたりといった操作も可能。道路標識がリアルに再現されている点なども評価を受けている。日本の田舎町をドライブできるゲームとしての細やかな作りから、期待が寄せられているようだ。

一方で、ゲーム中の建物を見ると、店舗名などには一部怪しい日本語も存在。「安い寿司」や「ターボ鮪家」といった見慣れない言葉も並んでいる。そうした“愛嬌”も好意的に受け入れられている様子だ。


本作のデモ版は2024年1月末まで配信される見込み。公式Discordチャンネルなどではデモ版のフィードバックが募られており、これからもリリースに向けた開発が続けられていくそうだ。発売予定時期の発表も含め、今後の続報が注目されるところだろう。

『Japanese Drift Master』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに配信予定。デモ版はSteam向けに、2024年1月末まで配信される見込みだ。