『レスレリアーナのアトリエ』にて「10連ガチャが6000円で楽しみづらい」といった声を受け、「有償10連3000円ガチャ」追加へ

 

コーエーテクモゲームスは10月8日、『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~(以下、レスレリアーナのアトリエ)』の最新情報を公開した。同作では、次回以降開催されるガチャ施策にて、有償星導石1500個で引ける10回ガチャが登場。有償石使用時に限り、ガチャ価格が従来のほぼ半額に下げられるようだ。またピースクエスト挑戦回数増加キャンペーンの恒常化なども発表されている。


『レスレリアーナのアトリエ』は、「アトリエ」シリーズの25作目としてサービス運営中の、シネマティック錬金術RPGである。本作の舞台は、150年前に錬金術が失われた世界だ。かつてランターナ大陸には、マナを使った錬金術と、多くの錬金術士がいたのだという。しかし、ほうき星が減少によりマナも減った現在では、錬金術はすっかり衰退し、人々から忘れ去られていた。本作の主人公レスナは、駆け出しの錬金術士だ。錬金術オタクの彼女には、錬金術を復興させて人々の生活を豊かにするという夢があった。

本作でレスナは、錬金術復興の手がかりが眠るという果ての大陸を目指して冒険。もう1人の主人公ヴァレリアや、「アトリエ」シリーズのキャラクターたちも登場し、錬金術を取り戻す物語が描かれる。ゲームの要素としては、調合ではクエスト中に手に入れた素材を使ってアイテムを作成。高クオリティな3Dモデルや、キャラクターなどが手に入るガチャも導入されている。

今回発表された「開発チームからの重要なお知らせ」によると、今後のガチャでは有償星導石1500個を使用する「有償星導石10回ガチャ」も開催されるそうだ。本作では現在、有償/無償星導石3000個で10回、300個で1回引けるガチャが提供されている。星導石を購入した場合、通常1万1800円で7100個、6000円で3550個の星導石が入手可能。端数を除くと、1万1800円はガチャ23回、6000円はガチャ11回分となる。なお、天井や提供確率の違いから単純な比較をするべきではないものの、『ウマ娘』『ブルーアーカイブ』など一般的なアプリゲームでは3000円分の課金でガチャ10回分以上の石が入手可能なケースが多い。それゆえに、6000円10連はインパクトがあったのかもしれない。


「開発チームからの重要なお知らせ」によると、本作ではユーザーにゲームを楽しんでいただけるよう、内容を試行錯誤しながらガチャ施策を実施してきたのだという。しかしユーザーからは、「10回のガチャ価格が6000円であることでゲームを楽しみづらい」といった声が継続して寄せられているという。ガチャ価格に関する声は、リリース2週間で届いた意見の中でも特に多く、急遽今後の対応を発表することになったようだ。具体的な対応としては、次回以降開催のガチャ施策にて、2種類のガチャが実施されていく。

ひとつは、従来どおりの無料/有償問わず星導石300/3000個で利用可能な星導石ガチャ。もう一つが、有償星導石1500個で利用可能な有償星導石10回ガチャだ。有償星導石10回ガチャは、実行回数は10回ガチャ15回まで。150枚でキャラクターと交換可能な「LEGENDメダル」の獲得数が6枚となっており、星3キャラの確率などは星導石ガチャと同じである。有償星導石10回ガチャによって、有償星導石利用時に従来と比べると倍ガチャが引けるようになる。有償星導石でのガチャを対象に、事実上値下げがおこなわれるわけだ。


また発表内では有償星導石10回ガチャ以外に、星導石1500個で交換可能なガチャチケットのショップへの追加(2回限り、メダルなし)が告知されているほか、キャラクターと交換可能なメダルが今後も「LEGENDメダル」だと約束。

編成したパーティーメンバーのピース(いわゆる凸に使用するアイテム)が獲得できるピースクエストの挑戦回数は、無期限に1日3回になるそうだ。そのほかお詫びとして、星導石3000個の配布と、SSRメモリア2種類各5枚の配布も予定されている。

レスレリアーナのアトリエ』は、iOS/Android向けに基本プレイ料金無料で配信中。PC(Steam)版も配信予定だ。