『Starfield』の「物理演算遊び」では大量サンドイッチドミノ倒しだってできる。牛乳散らかし宇宙遊泳など多彩なイタズラ

 
Image Credit: Muaxh03 on YouTube

Starfield』にてゲーム内で“ドミノ倒し”をする動画が注目を集めている。本や箱、サンドイッチなどさまざまなアイテムがリアルな動作で綺麗に倒れていく様子から、本作の物理演算への称賛も寄せられている。


『Starfield』は、『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズの開発で知られるBethesda Game Studiosが手がけるRPGだ。プレイヤーは人類が太陽系外に進出している2330年の世界を舞台に、希少なアーティファクトを求める宇宙探検家集団コンステレーションの一員として、広大な宇宙の星々を冒険する。

本作にはさまざまなアイテムが存在し、ぶつかったり攻撃を当てたりすると物理演算の効いた挙動を見せてくれる。また拾って持ち物(インベントリ)に収めるだけでなく、掴み上げて動かすことも可能となっている。今回、そんな本作のアイテムを多数用いて“ドミノ倒し”を作り、倒れ方を検証したユーザーが現れている。YouTube投稿者のMuaxh03氏の投稿した下記動画では、さまざまなアイテムを組み合わせたドミノ倒しを確認可能だ。

ドミノ倒しの舞台となっているのは、ロッジの地下だ。広く人通りも少ない場所。動画には、地下への階段前に整列した本や“ソーラーフロンティア”ゲームなど直方体のアイテムが綺麗に倒れていく様が収められている。途中でドミノはサッカーボールにぶつかり、転がったボールが次のドミノを倒すギミックも用意。そしてその後はドミノがサンドイッチに転換。階段から落ちる際の“弾み”で次のサンドイッチを連鎖的に倒していく動きが確認できる。最後には円を描くように並べられた無数のサンドイッチたちがパタパタと倒れていく小気味よいシーンで動画は締めくくられている。

なお動画のドミノ倒しを作り上げるまでにはかなり手間がかかった様子。Muaxh03氏はコメント欄にてユーザーに「少なくとも16回のクイックセーブが必要になった」と答えている。つまり並べてきたドミノが誤って倒れないよう都度クイックセーブしながら慎重に作業を重ねたわけだろう。一方で同氏は「苦労した甲斐があった」と述べており、綺麗に倒れるドミノを確認できたことに達成感を覚えている様子だ。同氏は動画説明欄においても、Bethesda Game Studiosのゲームエンジンがもたらす物理演算を称賛している。

ちなみにBethesda Game Studiosの過去作品においてもドミノ倒しを作っていたユーザーは存在。たとえば『Fallout 4』においては、箱入り洗剤「アブラクシオクリーナー」を無数に並べ、さまざまなギミックを組み合わせた立体的なドミノ倒しを作り上げたユーザーが見られた。

『Starfield』でのドミノ倒しに比べて、『Fallout 4』でのドミノ倒しは拠点づくりのギミックがふんだんに用いられている。またこちらでも滑らかにアブラクシオクリーナーが倒れていく様子が見られ、綺麗なドミノ倒しが可能な物理演算は過去作から受け継がれた要素といえそうだ。ただし『Starfield』のドミノ倒しではレールなしで綺麗に転がるサッカーボールや、階段から落ちたサンドイッチの動きで次のサンドイッチを倒す様子など細かな部分に物理演算の進化も垣間見える。過去作よりも繊細なギミックが可能になっているかもしれない。

また本作では、発売直後に“大量のじゃがいも”の物理演算が注目を集めていたことがある。部屋いっぱいのじゃがいもがハッチを開けた際に崩れ落ちる様子が、滑らかに描かれている点には称賛も寄せられていた。そのほか屋根の上から大量の牛乳パック落としたり、宇宙空間で大量の牛乳パックを散らかしたりといった検証も注目されている。本作では惑星によって重力が異なるほか、無重力の場所もある。それぞれでアイテムがリアルな挙動を見せる点も、没入感を高めてくれているのだろう。

ドミノ倒しをしたり大量のものを散らかしたりと、さまざまな遊びを可能にする『Starfield』の物理演算。冒険の合間にひと息ついて、日常ではマネできない無重力下・低重力下の検証も含め、さまざまなものを手に取って挙動を試してみるのも面白いだろう。

『Starfield』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。