Steamの2024年スプリングセール日程や“変なセールイベント”お披露目。「資本主義」や「海賊vs忍者」など風変わりなフェスがいろいろくる

 

Valveは9月21日、2024年第1四半期に開催予定のSteamセールイベントとフェスについて発表した。スプリングセールやNextフェスといったおなじみのイベントと並んで、風変わりなフェスの開催予定が明かされている。

Steamでは年に複数回イベントが開催される。春夏秋冬に開催される季節の大型セールはその代表例で、さまざまなゲームが割引対象となる。また、毎年2月・6月・10月に開催されるNextフェスは、開発中のゲームを対象としたイベント。イベント期間限定の体験版が配信されたり、開発者によるライブストリーミング配信がおこなわれたりと、将来Steamに登場する作品の情報を知ることができる機会となっている。


そして今回、2024年もそうした施策が続けられることが発表。注目の季節の大型セールであるスプリングセールについては、3月14日から21日(太平洋時間)の開催となることが告知された。さらに2024年第1四半期に開催予定のイベントが披露され、以前と比べて風変わりなイベント名が目白押しとなっている。

たとえば1月8日~15日には「資本主義と経済フェス」が開催予定。お堅い名称ながら、経済シム系ゲームなどに焦点があたるのかもしれない。そんな同フェスに続いて1月22日~29日には「海賊vs忍者フェス」が開催。前のフェスとは打って変わってテーマがカジュアルになっており、その名のとおり海賊あるいは忍者を題材とするゲームが主役となるのだろう。とはいえ特に縁もゆかりもなさそうな海賊と忍者を対峙させている点は気になるところである。

その後2月はNextフェスや、Remote Play Togetherに焦点を当てたイベントが開催。そして2月26日~3月4日にかけては「恐竜vsロボットフェス」が予定されている。子どもの夢を詰め込んだようなテーマになりそうで、メカや恐竜が登場するゲームにスポットが当たると見られる。両方の要素を兼ね備えたタイトルを想像してみるだけでも楽しめそうだ。

これまでSteamでは「ミステリーフェス」「スポーツフェス」「パズルフェス」といった、ゲームのジャンルをテーマにしたイベントが主流となっていた。一方で、今回発表されたフェス名ではジャンルよりもゲームの題材に重きが置かれ、さらにテーマが具体化された印象を受ける。これまでとはひと味違うテーマでフェスに新鮮さをもたらす戦略かもしれない。


なお3月25日~4月1日には「デッキ構築フェス」が開催予定となっており、こちらは従来のようにゲームジャンルに基づくフェスとなりそうだ。来年からは今までどおりの定期イベントやジャンル別のフェスに、「資本主義と経済」や「海賊vs忍者」をテーマとする風変わりなフェスが加わるかたちかもしれない。各フェスの対象作品などはまだ明かされていないため、続報が注目されるところだろう。また第2四半期以降もこうした“変なフェス”が開催されるかも気になるところである。