冬山サバイバルゲーム『Winter Survival』2024年2月29日に早期アクセス配信開始へ。熊も出る極寒山岳地帯で、正気を保ちながら生き残る

 

デベロッパーのDRAGO entertainmentは9月14日、サバイバルゲーム『Winter Survival』の早期アクセス配信を、2024年2月28日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本では時差により2024年2月29日に配信開始される。

『Winter Survival』は、冬の山岳地帯を舞台にするサバイバルゲームだ。プレイヤーは、友人と共にワシントン山州立公園を訪れるも、ひとり遭難してしまった人物としてサバイバル生活を送ることになる。この雪山のどこかには、今は使われていないレンジャーの詰所が存在するとされ、そこにたどり着くことができれば助けを呼べるかもしれない。それまで生き残ることが目標だ。

本作にてプレイヤーは、体力や空腹度、喉の渇きに加え、体温や正気度といったステータスにも気を配りながらサバイバルする。夜になると凍えるような寒さになるため、シェルターなど拠点を構築することは大事。また山の天候は変わりやすく、吹雪のなか出かけることは非常に危険だ。

本作にはクラフト要素があり、山で資源を集めることで、暖をとり料理をするための焚き火から、シェルターのような構造物までを作成可能。資源の種類によっては、特定のエリアにしか存在しなかったり、狩りを通じて獲得したりする必要があるという。そうした資源を求めて探索することになるのだろう。


山には熊や狼などの危険な野生生物が生息しており、クラフトした武器で立ち向かったり、罠を仕掛けたりして狩りをおこなえる。ただし、たとえば熊に対してはナイフや槍程度の武器では歯が立たないかもしれない。野生生物と遭遇した際には所有する装備やクラフト素材と相談し、時にはやり過ごす判断も求められる。それでも襲われた場合には、松明で追い払うことができる。なお、プレイヤーには先述したステータスのほか、怪我や病気といった要素も存在するそうだ。

本作には正気度システムが用意され、サバイバル中には負傷することよりも、精神面に問題が発生することの方が多くなるという。最初はただの疲労のような症状として現れるが、恐怖からくるストレスが溜まることで気力を失っていき、やがて幻覚を見るようになる。本作はこうした要素によって、サバイバルゲームとしての特徴付けをおこなっているようだ。

また、舞台となる雪山には森や凍った湖などさまざまな環境が存在し、探索するなかではかつてこの場所を訪れた、あるいは暮らしていた人々の痕跡を発見できることもあるという。プレイヤーはそれらを活用することができるほか、何らかの隠された秘密を解き明かすことにも繋がるという。

本作には、サバイバルしながらそうした遺物からこの世界の背景などを探るストーリーモードのほか、刻々と変化する厳しい気候のなかどこまで遠くまで到達できるかに挑むColdwave、そしてより多くの資源とクラフト機能を利用できる自由度の高いエンドレスモードの、3種類のゲームモードが用意される。

早期アクセス配信開始時点では、最初の広大なエリアが収録され、基本的な要素をフルでプレイ可能。ある程度完成度を高めた状態でリリースされるそうだ。その後8週間ごとにアップデートが配信され、エリアやゲームメカニクスなどを追加していく計画とのこと。早期アクセス配信は、少なくとも6か月間はおこなうとされている。

『Winter Survival』は、PC(Steam)向けに2024年2月29日に早期アクセス配信予定だ。将来的にはコンソール版のリリースも計画されている。