TYPE-MOON『魔法使いの夜』Steam版発表、12月14日発売へ

 

アニプレックスは9月10日、『魔法使いの夜(WITCH ON THE HOLY NIGHT )』PC(Steam)版を発表、12月14日に発売すると告知した。2022年12月に発売された『魔法使いの夜』家庭用版(PS4/Nintendo Switch版)の移植となるようだ。Steamのストアページなどが公開されている。

『魔法使いの夜』は、TYPE-MOONが制作し、2012年にPC向けに発売されたビジュアルノベル作品である。同作の舞台は、1990年代後半の地方都市・三咲町。メインキャラクターの静希草十郎は、現代に降りてきたばかりの田舎少年だ。ある意味タイムスリップしてきたような彼は、街の豊かさに感心しつつ、新しい暮らしに順応し始めていた。しかしそんなある夜、草十郎は街で魔術を使う女生徒の姿を目撃。現代を生きる魔法使いと魔女に関わることになってしまう。華やかさと活力に満ちた時代の黄昏時を舞台に、何もかもが違う3人の物語が紡がれていく。

また同作では奈須きのこ氏がシナリオおよび監修を担当。こやまひろかず氏がキャラクターデザイン、つくりものじ氏が演出・スクリプトを手がけていた。奈須きのこ氏による物語を、ノベルゲームでありながら映画のような動きのある演出によって表現している点も、本作の特徴だろう。


今回のPC(Steam)版は、そんな同作をベースとした家庭用版(PS4/Nintendo Switch版)に近いものであるようだ。2022年にリリースされた『魔法使いの夜』PS4/Nintendo Switch版では、オリジナルの『魔法使いの夜』から、一部演出がパワーアップしていた。具体的にはキャラクターの音声をフルボイス化。画像や映像素材もフルHD化されたことで、より鮮明な映像と音声と共に世界が表現されていた。ストアページによると、本PC(Steam)版においてもフルボイスに対応し、画面もフルHD化。家庭用版と同じ内容が、PCでもプレイ可能になるわけだ。なおTYPE-MOONのノベルゲーム作品のSteamでのリリースは、本作が初となるようだ。


『魔法使いの夜』PC(Steam)版は、12月14日にリリース予定だ。