大規模都市建設シム『Highrise City』9月4日正式リリースへ。資源管理重視の都市づくり、「超高層ビル」など新要素いろいろ

 

デベロッパーのFourexo Entertainmentは8月21日、『Highrise City』を9月4日に正式リリースすることを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。本作はゲーム内日本語表示に対応している。


『Highrise City』は都市建設シミュレーションゲームだ。プレイヤーは住宅やオフィスビル、産業施設などを建設して、街の発展を目指していく。道路なども設置して大規模な都市計画を実現しよう。一方で本作では、経済やリソース管理も重要となる。建設にはお金に加え資源が必要であるため、まずは資源を安定して得るための施設を建てる。そして木材や鉄などの各種資源を管理しながら、収益が伸びるように都市を運営していくのだ。なお本作ではマップごとに最大196平方kmの広さが確保されており、ひとつの都市ごとに3万棟以上の建物を建てることが可能だ。

また本作でプレイヤーは、都市の住民によるさまざまな資源の要求にも応える必要がある。住民には一定の区画ごとに幸福度が存在し、電力や水の供給、ゴミ回収などのほか、食料や生活物資、あるいは病院や警察署、遊園地などの施設の充実度が反映される。たとえば住民が野菜や果物を求めているなら、農場を建設する必要がある。そうすると住民の満足度アップに繋がるだけでなく、都市側も収入が得られるというわけだ。都市の建設だけでなく、全体的な管理・運営も求められる作品となっている。



本作はパブリッシャーのDeck13より2021年5月に発表された。2022年1月にはプレイテストがおこなわれ、同年3月にはPC(Steam/GOG.com)向けに早期アクセス配信が開始された。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、372件中70%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得している。ユーザーからは資源管理に重点を置いたシステムなどが、持ち味として一定の評価を受けているようだ。一方で、UIなどは課題点として指摘されていた。

そんな本作がこの度9月4日に正式リリースされることが明かされた。本作開発元がSteamの本作公式ニュースにて8月21日に発表したかたちとなる。これによると8月21日時点で本作の正式版はほぼ完成しており、修正や微調整の段階に入っているとのこと。そして新たな要素として公共交通機関としてのバスのほか、超高層ビル、ショッピングモールなどが本作に追加されるようだ。そして本作公式Xアカウント(旧Twitter)では正式リリースにて実装されると見られる新たなUIが公開されている。正式リリースでは新要素を盛り込みつつ、ユーザーからのフィードバックも反映されることが期待されるだろう。なおSteamの本作公式ニュースの最後では、本作へ変電所と送電線を実装することについて取り組んでいると明かされている。正式リリース後にもアップデートによる要素の追加が続くのかもしれない。


『Highrise City』はPC(Steam/GOG.com)向けに早期アクセス配信中。9月4日には正式リリースされる予定だ。