『スーパーマリオ』マリオの声優を務めるチャールズ・マーティネーさん、マリオらの声優を引退。今後はマリオの親善大使に

 

任天堂は8月21日、チャールズ・マーティネーさんが、『スーパーマリオ』シリーズのマリオらの声優を今後務めないことを明らかにした。マーティネーさんは今後、マリオの親善大使を務めるという。


チャールズ・マーティネー(Charles Martinet)さんは、アメリカ出身の俳優および声優だ。『スーパーマリオ64』以降、『スーパーマリオ』シリーズにおけるボイス付きの多くの作品に出演。マリオだけでなく、ルイージやワリオ、ワルイージ、ベビィマリオやベビィルイージといった多彩なキャラを演じてきた。あまりの大車輪っぷりは、「単一キャラクターとして100作のゲームに出演したギネス世界記録」に認定されるほどである。

一方で、マーティネーさんは9月で68歳とそこそこにご高齢。さらに『スーパーマリオ』シリーズの複数キャラを演じるということで、なかなかにハードワークでもある。最近では映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」では、マリオやルイージを別の俳優が声を演じるなど、マリオのパブリックイメージも多彩化してきた。そうしたタイミングもあってか、マーティネーさんは『スーパーマリオ』シリーズのマリオらの声優から身を引くようだ。


任天堂はマーティネーさんに深い感謝の言葉を綴っており、後日には代表取締役フェロー宮本茂氏によるメッセージ映像も公開予定。マーティネーさんは今後マリオの親善大使を務めるなど、その関係性が良好であることもうかがいしれる。後任キャストが気になるところであるが、任天堂は、今はマーティネーさんを見送ることに集中しているようである。