“宇宙戦艦アニメ”風ローグライトシム『Jumplight Odyssey』8月22日早期アクセス配信へ。艦内を管理・運営しながら「希望の星」を目指す

 

ゲームスタジオのLeague of Geeksは7月28日、『Jumplight Odyssey』を8月21日(太平洋標準時)に早期アクセス配信開始することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また早期アクセス配信の後には、PS5/Xbox Series X|S向けにも展開予定だ。なおSteamストアページ表記によると、日本時間8月22日の配信開始となる見込み。ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。


『Jumplight Odyssey』はコロニー運営シミュレーションゲームだ。本作の主人公となるのはとある惑星のプリンセス、ユーフォラ姫。彼女の母星は、ズートパン帝国およびヴォルタン提督によって滅ぼされてしまった。そしてプレイヤーは彼らの魔の手から逃れるため、宇宙の彼方にある希望の地「フォーエバースター」を目指して、銀河を旅することになる。

本作では、プレイヤーはユーフォラ姫として宇宙戦艦の船長となる。船長として采配をふるい、宇宙船を維持・運営・強化していくのが主なゲームプレイとなるようだ。宇宙船には主人公のほかに多数のクルーが存在。彼らが生活できるように、プレイヤーは船内の資源や人員、設備の管理をおこなっていく。戦闘や補給要員など、さまざまな部門ごとに存在するクルーたちに適切なタスクを割り当てることなどが必要とされるようだ。

またクルーたちは宇宙船内で独自に交流し、それぞれの人間関係を築いていくという。恋人や友人関係だけでなく、クルー同氏の仲違いが発生することもあるのだろう。そして道中では、火災・放射線・酸素喪失などの緊急事態も発生する。これらの突発的に発生するトラブルは、クルーに悪い影響を及ぼしてしまうことがあるようだ。プレイヤーは決断を下し問題に対処することで、クルーたちの士気を保つことが求められるだろう。


道中ではパイロットを派遣することで、資源を集めたり、救助活動で新たなクルーを獲得したりすることができる。また宇宙戦闘機などを用いた、船を狙う敵との戦闘も発生するようだ。また宇宙船は隅々まで改造可能とされ、自分好みに飾り立てることができるとのこと。水の供給や農業スペースなどを上手く配置し、効率的にリソースを生産する必要などがあるようだ。トレイラーではプールのようなものなど、娯楽設備を設置している様子も見られる。クルーたちが過ごしやすい環境を作るなど、司令官としてさまざまなことに気を配る必要がありそうだ。

そして本作はローグライト作品と謳われており、ゲームオーバー時には新たに宇宙航海を始める流れとなるようだ。前回の航海からの学びを活かして、宇宙船の改造に反映。挑戦を繰り返して希望の星を目指すのだ。


本作を手がけるのは、オーストラリアのメルボルンに拠点を置くLeague of Geeksだ。同スタジオは2015年にストラテジーゲーム『Armello』をリリース。同作はSteamユーザーレビューで本稿執筆時点で1万件以上のレビューを集め、82%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。また、同スタジオは本作『Jumplight Odyssey』と平行し、ストラテジーゲーム『Solium Infernum』も開発中。本作は、ストラテジーゲーム開発に定評のある同スタジオが作る、ローグライトコロニーシムとなっているわけだ。

ちなみに、本作は“70年代の宇宙戦艦系の壮大なスペースオペラアニメ”に影響を受けているという。これは「宇宙戦艦ヤマト」だろう。昨年には、アニメ風に描かれた本作のトレイラーが公開。70年代日本アニメからのさまざまな影響を窺うことができる。特徴的なアートスタイルも本作の魅力のひとつとなりそうだ。


Steamストアページ記載によると、早期アクセス配信期間は2024年前半までとなる見込み。また本作公式ニュースによると、早期アクセスでは新たな要素が追加されていく予定とのこと。早期アクセスの配信開始日が近づくにつれ、追加要素の概要が伝えられるようだ。続報も楽しみにしておこう。

『Jumplight Odyssey』はPC(Steam)向けに、日本時間8月22日に早期アクセス配信開始予定だ。早期アクセス配信の後には、PS5/Xbox Series X|S向けにも展開予定。